17.5万円の新型iPhoneが「5万円以内」で手に入る…プロが機種変で重宝する「アップルギフトカード」という裏ワザ(プレジデントオンライン)
円安ドル高や物価高が響き、スマホの価格が高騰している。2月に発売されたアップルの「iPhone 16e」は9万9800円〜、4月に発売されたグーグルの「Pixel 9a」も7万9900円〜といずれも“廉価版”とは思えない価格だ。おトクな機種変更の方法をケータイジャーナリストの石野純也さんが解説する――。 【画像】iPhone 16eを除くiPhone 16シリーズはカメラコントロールボタンが搭載 ■最新モデルに買い替えるメリットは? 黎明期のころは5万円程度で買えていたスマホも、高機能化や円安ですっかり高くなり、最上位モデルのスマホとなると、20万円を超えることもザラ。たとえば、「iPhone 16 Pro Max」だとストレージ容量がもっとも少ない256GB版ですら、18万9800円になります。1TB版に至っては、24万9800円。その結果として、買い替えサイクルも徐々に長期化しています。 そんな状況下ですが、筆者は年1回、iPhoneを必ず買い替えるようにしています。現在使用しているのは、iPhone 16 Proの256GB版。冒頭で挙げたiPhone 16 Pro Maxよりは安いものの、価格は17万4800円にものぼります。仕事として、最新のiPhoneに触れておきたいという理由はありますが、それでも毎年買い替えるのは躊躇してしまう金額ではないでしょうか。 ただ、仕事であることを除いても、毎年買い替えるメリットは少なくありません。1年程度であれば本体はピカピカのままですし、ストレージ容量もたまってきたデータの量に合わせて最適なものを選べます。また、本体を買い替えると当然ながらバッテリーも真新しくなるため、電池持ちもよくなります。 また、最近のスマホはカメラの性能が1年ごとにきっちり上がっているため、その恩恵を享受できるのも機種変更のメリットです。例えば、iPhone 15 ProとiPhone 16 Proを比較すると、光学ズームが3倍から5倍になっており、より遠くのものをキレイに撮影することができます。 また、iPhone 16 Proには、iPhone 15 Proにはないカメラコントロールボタンがあり、本体を横に構えたときに、デジカメのようにシャッターを切っていくことが可能です。 ■4月に始まった「カメラAI機能」も使える このカメラコントロールボタンは、「Apple Intelligence」を利用する際にも効果を発揮します。4月に日本語版がスタートしたApple Intelligence対応のiPhoneでは、「Visual Intelligence」という機能を利用する際に、カメラコントロールを長押しするだけでOK。画面が消えているときでも、直接Visual Intelligenceを呼び出せます。 Visual Intelligenceは、カメラで写したものをAIで処理する機能。そこに写っているのが文章であれば翻訳や要約ができますし、物を写したときには検索ができます。Open AI社の開発したChatGPTとも連携できるため、物の説明も的確。筆者は、普段使っているデジカメを写しつつ、センサーをクリーニングする方法をたずねてみましたが、型番まで特定され、設定からセンサークリーニングを呼び出す方法を教えてもらえました。 Visual Intelligence自体はApple Intelligenceのいち機能として、iPhone 15 Proでも利用することはできますが、カメラコントロールがないため、ロック画面のカスタマイズやアクションボタンに割り当てる必要が出てきます。右手で持った際に、人差し指が当たりやすい場所にあるカメラコントロールのほうが、この機能を使いやすいと言えるでしょう。