電動ワークチェアにしたら、腰を伸ばせて気持ちいい!【今日のいいね！】

コロナ禍のリモートワーク以降、自宅に高価なワーキングチェアを買ったという人が多い。ワーキングチェアは、仕事をするときだけでなく長時間のゲームプレイや動画視聴のときなどにも快適に過ごせる。

筆者は元々フリーランスなので仕事部屋でそれなりに良いワーキングチェアをいくつも使ってきた。どれも個性があり、一長一短。そのためベストを1つに絞るのは難しい。そのうえ近年は、ゲーミングチェアという選択肢も加わってきた。

そんな中でこれまでにない、ちょっと面白いワーキングチェアが登場した。それがLiberNovo(リベルノヴォ)の「電動ワークチェア LiberNovo Omni(以下、Omni)」だ。

アメリカでのクラウドファンディングでは先行予約総額が13億円を超え、現在実施中のMakuakeでも初日に応援総額が6,000万円を突破、約2週間で1.7億円に達している(11月12日時点で2億円を突破)。

「Omni」が注目を集めているのは「電動」ワークチェアだという点。椅子のバックレスト(背中部分)はやわらかい樹脂に8枚のフレキシブルパネルを採用しており、これが背中にフィットする仕組み。さらにバックレストを下部後方から支えるように、電動駆動のシリンダーが取り付けられており、ボタンを押すだけで腰のサポート位置や角度を変えてくれる。

この機構が非常に面白い。まずは椅子の座面の左側に、付属のバッテリーをUSB Type-Cで充電してから装着する。そのうえで左アームレストの内側にある左右ボタンのどちらかを押すと、シリンダーを動かせる。

長時間座って仕事をしているときなどに背中の角度を変えることで、少し気分転換できたり、リフレッシュすることもできる。また、体格が大きく異なる夫婦で、ワーキングチェアを共有するときにも便利。体格や体の動きに合わせて好みのポジションに調整可能だ。

「Omni」はバックレストのリクライニング角度を105/120/135/160度の4段階で調節できる。集中したいときは105度でディスプレイに向かい合い、のんびりと作業したいときは120度や135度に設定してゆったりとした姿勢になれる。このときに背中のフレキシブルパネルが連動し、背中がフィットしたままリクライニングできるのが快適。まるでスポーツカーのバケットシートに包まれているような安心感が得られた。

さらにヘッドレストが左右の首振りに追随したり、上下だけでなく、前後のポジションも調整できるのでリクライニング時に自然に頭を預けられた。

作業に疲れてきたら、休憩時間。ここでは座ったままで頸椎ストレッチができる。右側面にあるレバーを倒して、ストレッチボタンを押すとシリンダーがゆっくりと伸び縮みして背中を伸ばす「ストレッチモード」がスタートする。

このストレッチモードはリクライニングの角度で強度が変わる。135度くらいまでだと軽く背中や腰を押されている程度、という感覚だが、角度を160度に設定すると大きく変わって、ほとんど寝ているような状態から腰のあたりをしっかり押し上げてくれるのだ。

これがかなり気持ちいい。お尻をしっかり奥まで下げて座った状態からストレッチすると、腰の低い位置をパワフルに伸ばしてくれるのだ。これをリクライニングレバーとボタンを押すだけでサッと利用できるのが嬉しい。

ストレッチ機能以外で「Omni」を使って快適だったのは、ヘッドレストの自由さとホールド性の良さだ。最大6.1cm前方に押し出せるため、さっと首を固定できる。また、4Dアームレストの動きもかなり自由度が高い。

シートの素材はファブリック。ファブリックだと熱がこもりやすいため、個人的にはメッシュタイプが好みだが、別売で「クーリングシートパッド」が用意されており、夏場なども涼しく利用できそうだ。

このほか別売品として「StepSync フットレスト」を用意。デスク下に設置しておき、業務中に足を置いたり、リクライニングした際には足を上げて置けるのも嬉しい。

「Omni」は電動ストレッチ機能を備えたこれまでにないワーキングチェアだと感じている。現在Makuakeでは36％オフの109,800円で購入できるため、気になる人はチェックしてみてほしい。