木村文乃×ラウール「愛の、がっこう。」に田中みな実、中島歩、筒井真理子、沢村一樹ら(コメントあり)
木村文乃が主演を務め、ラウール(Snow Man)と共演するフジテレビ系新ドラマ「愛の、がっこう。」の新キャストが明らかに。田中みな実、中島歩、りょう、筒井真理子、酒向芳、沢村一樹が出演するとわかった。
本作は、高校教師・小川愛実と文字の読み書きが苦手なホスト・カヲルが出会い、言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を続ける中で距離を縮めていくラブストーリー。堅い家庭で育った愛実を木村、人懐っこい笑顔とトークスキルを持つカヲルをラウールが演じ、「あなたがしてくれなくても」の西谷弘が演出を担う。
田中は愛実の高校時代からの親友でテレビ局の報道センターで働く町田百々子(まちだももこ)に扮し、連続テレビ小説「あんぱん」で知られる中島は愛実の交際相手・川原洋二(かわはらようじ)役で出演。りょうはカヲルの母・香坂奈央(こうさかなお)役、筒井は愛実の母・小川早苗(おがわさなえ)役、酒向は愛実の父・小川誠治(おがわせいじ)役に起用され、沢村はカヲルが所属するホストクラブ「THE JOKER」の社長である松浦小治郎(まつうらこじろう)役で参加する。
西谷から「見たことのない田中みな実が見たい」と相談を受けたという田中は「リハーサルでは細かな所作や表情まで“もっとボーイッシュに”と指摘されることが多かったです」と撮影を回想。中島は演じる役どころについて「川原さんはともするとすごく変なヤバイ人になって同情の余地がなくなってしまう役ですが、しっかり人間味を感じていただけるように取り組んでいます。また滑稽に見えたら尚(なお)いいなと思っています」と語った。そのほかのキャストのコメントは後述の通り。
「愛の、がっこう。」は7月にスタートし、毎週木曜22時からオンエア。「白い巨塔」や「昼顔」シリーズの井上由美子が脚本を執筆する。
木曜劇場「愛の、がっこう。」
フジテレビ系 2025年7月スタート 毎週木曜 22:00~22:54
田中みな実 コメント
台本を読んだ感想
キュンキュンするようなラブストーリーを想像していたら、いい意味で裏切られました。偏見、学習障害、それぞれの正義、不器用でへたくそな恋…。台詞の掛け合いも絶妙です。現在、絶賛撮影中なのですが、先を知りたくて、新しい台本がくるのを今か今かと心待ちにしています。
百々子をどのような人物と捉え、演じるうえでどのようなことを心掛けているか
芯の通った女性。客観性があり、的確、男勝り。
大切な友人、愛実のこととなると少し熱くなってしまう一面も。人間らしくて、個人的にとても好きなキャラクターです。「あなたがしてくれなくても」でもご一緒した西谷監督からは、“見たことのない田中みな実がみたい”とご相談いただきました。リハーサルでは細かな所作や表情まで“もっとボーイッシュに”と指摘されることが多かったです。
初共演となる親友役・木村文乃の印象
真面目でしっかり者という印象を勝手ながら抱いていたのですが、実際にご一緒して時間を共にしていると、柔らかで穏やかな空気感に癒されっぱなしです。文乃さんが演じられる“愛実”同様、守ってあげたくなる可憐さと、隙が、たまらなくチャーミングです。
視聴者へのメッセージ
クランクイン前にホストクラブのシーンのリハーサルを何度か重ねたのですが、当初ラウールくんのピュアさが漏れ出てしまって、なかなか手慣れたホストにはみえなくて。ところが、撮影当日を迎えると、そこには歌舞伎町のホスト、カヲルちゃんの姿がありました。見どころは、ずばり、ホスト・ラウールくんです! ご期待ください。
中島歩 コメント
台本を読んだ感想
ここまで良い人が出てこないのも珍しいなと思いました。そして先が読めません。
川原をどのような人物と捉え、演じるうえでどのようなことを心掛けているか
川原さんはともするとすごく変なヤバイ人になって同情の余地がなくなってしまう役ですが、しっかり人間味を感じていただけるように取り組んでいます。また滑稽に見えたら尚いいなと思っています。
2度目の共演となる木村文乃の印象
木村さんは2度目の共演で年齢も近いからか、とてもリラックスしていられるので、いろんなアイデアが試せて楽しいです。木村さんを困らせてないといいですが。
視聴者へのメッセージ
このドラマの登場人物は自分の気持ちに素直な不良ばかりです(笑)。それを眺めることはつらかったり苦しい気持ちになるかもしませんが、その先に痛快と感じていただけたら本望です。
りょう コメント
台本を読んだ感想
それぞれの環境の中で生きている、なんだかとても不器用にも感じるピュアな人達の...他人に知られたくない隠したいものを覗いてしまっているようなザワザワとした感覚になりました。
奈央をどのような人物と捉え、演じるうえでどのようなことを心掛けているか
本を読んだ時は嫌気が差し、この役は出来ないかも、と思いましたが...ここまで心が動かされるという役はなかなかない事だと、挑戦させていただこうという気持ちになりました。男性にしがみついて生きている女性です。誰よりも幸せになりたい!と、それだけを考えて奈央なりの懸命さでもがいて生きています。
演じる上で心がけていることは...奈央の「誰よりも幸せになりたい」という軸をしっかり持ち、他はぶれにぶれまくる...そんな感じでしょうか...。
初共演となるラウールの印象
とても素直な方で努力家なのだろうな、と感じています。そして、普段からなのか役柄なのか...ラウールさんにしかない空気を纏っているというか、惹き寄せられるのだけど近づいたらいけないような...とても不思議な魅力を持った方だと思っています。
役柄的にはお互いに微妙な距離感がありますので、今回私の方から距離をとっているところはあります。
視聴者へのメッセージ
境遇の違う、愛に不器用な人達の、愛の物語。是非、一緒に応援していただきたいと思います。
筒井真理子 コメント
台本を読んだ感想
脚本はまずじっくりと読みました。そして井上先生は静かに社会と格闘しているのだなと思いました。私が幼い頃はまだ学生運動の気運が残っていて、立ち向かうべき権威や常識がありました。けれど、それは次第に細分化され向かうべき対象が見えづらくなっていった気がします。そうなって久しい中、格差や分断は確実に進んでいて、この作品にはその社会の不均衡が投影されていると感じました。時代からしっかりと目をそらさない、そんな意志が伝わってきました。引きこまれる脚本は一話一話とても面白くて、次の脚本が楽しみで仕方ない日が続いています。
早苗をどのような人物と捉え、演じるうえでどのようなことを心掛けているか
今まで見たことのない面白い役です。女性の俳優は歳を重ねていくと安定した母親役などに狭められていくと言われてきました。時代が変わり、職業を持つ女性の役も増えましたが、この早苗役は専業主婦にしてしかも今までに演じたことのない面白さ! 先駆けとなるこの役を演じられることがこの上ない幸せです。これは井上先生、西谷監督、栗原プロデューサーはじめ、スタッフ皆さまからのラブレターだと思って一つ一つ丁寧に演じていきたいと思います。ここから新しい風が吹くといいな、そんなふうに思っています。
木村文乃、酒向芳と「小川家」として芝居した感想
木村文乃さんはその佇まい全てが“小川愛実”と重ね合っていて母として“全身で守らねば”という想いが撮影を重ねるたびに増しています。酒向芳さんの人物に一味つけるセンスには毎回感心したり笑ったり。最高です。そしてこのお二人が素晴らしいのは演技に嘘が一つもないと言うことです。これは大変なことなのです! その2人の間で、私も嘘なく早苗になろうと努めていると、いろいろな化学反応が起こります。刺激的で楽しくて仕方ない撮影現場です。
視聴者へのメッセージ
この素晴らしいチームが仕上げる完成作品を、そしてその中で小川一家もどう変わっていくのか。毎週楽しみにしていただけたらうれしいです!
酒向芳 コメント
台本を読んだ感想
親という大きな傘の下でも、小さな子どもは守れない。雨具を着せても脱ぎ捨ててしまう子もいる。反対に傘もなければ雨具もない子もいる。自分の力と知恵でどうにかしなければならない。どう選択していくかで人生は大きく変わる。
どうやったら成功するかではなく、その時に何を選択していくかで人生は色つきになるのかもしれませんね。
視聴者へのメッセージ
自分で道を切り開こうとする女と男の物語。さてどうなるでしょう。
沢村一樹 コメント
台本を読んだ感想
日本人という以外に全く共通点の無い、しかも“お互い日本語で話しているのに通じてない?”みたいな2人が、違和感の中で惹かれ合う様子はワクワクしかないです。
松浦をどのような人物だと捉え、演じるうえでどのようなことを心掛けているか
長い間、夜の世界を渡り歩く中で裏と表の顔を巧みに使い分けながらも、“「人を喜ばせた量あるいは質」と「収入」は比例する!”をモットーに仕事に取り組む人物だという認識を常に頭の隅っこに置きながら演じています。
初共演となるラウールの印象
並外れて恵まれた容姿はもちろん、その内面の強さが魅力なのでは? 素直で柔らかな吸収力と生まれ持ったスター性で、会う度に大きくなっていくのを間近で見られるのはうれしいです。
視聴者へのメッセージ
自分と全く違うタイプの人間を否定するのは簡単だけど、受け入れるのには勇気が必要です。全くかみ合わない不器用な主人公たちを、ヤキモキしながら見守って欲しいです。
栗原彩乃(プロデューサー / フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント
主人公たちの道ならぬ恋に味方するのか? はたまた引き裂くのか? …二人を取り巻く個性豊かな面々を豪華なキャスト陣が演じてくれることになりました! ただでさえ“バリキャリ”、“エリート男子“、“毒親”など…型にはめるような言葉では説明がつきようもない、一癖二癖あるキャラクターたちばかり。それを実力ある皆さんが、自らアイデアを持ち込んで遊び心も満載に演じてくださっていて、なんとも人間くさく味わい深いキャラクターたちが誕生しています。田中さん、中島さん、りょうさん、筒井さん、酒向さん、沢村さんが画面に登場するだけで“次は何をしてくれるんだろう?”とワクワクすると思います! 波乱の恋を盛り上げる、彼らの一挙手一投足にご注目いただきたいです。
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