ポルトガルのテスラ店舗で数十人が抗議、マスク氏の極右支援巡り

3月9日、ポルトガルの首都リスボンで米電気自動車(EV)大手テスラのショールームに数十人のデモ隊が集まり、同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が欧州各国の極右政党を支援していることに抗議した=写真(2025年 ロイター/Pedro Nunes)

[リスボン 9日 ロイター] - ポルトガルの首都リスボンで9日、米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabのショールームに数十人のデモ隊が集まり、同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が欧州各国の極右政党を支援していることに抗議した。

マスク氏はX上で、ドイツ、英国、イタリア、ルーマニアの右派政党やその政治家を支援してきた。昨年の議会選で極右の新興政党シェーガが躍進し、第3勢力となったポルトガルでは、マスク氏は政治に介入していない。

ポルトガルで解散総選挙の可能性が高まる中、テスラのショールームではデモ隊がトランプ米大統領と顧問のマスク氏に関するプラカードを掲げ、中には「テスラをボイコットせよ」と書かれたものもあった。

モンテネグロ首相は5日、自身の信任決議案の採決を議会に提案した。議会で多数派の主要野党は首相を信任しない方針を示しているため、決議案は否決される公算が大きい。否決されれば、レベロデソウザ大統領が議会の解散・総選挙に踏み切るかどうかを判断する。

大統領は、総選挙が不可避となれば、投票日は最も早くて5月11日もしくは18日になるとの見方を示している。

与党・中道右派連合の支持率は約30%で、2位の野党・社会党を僅差で上回り、シェーガは18%で3位につけている。

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