英、25年成長率予想を1.0%に半減 米関税で経済規模1%縮小も

英予算責任局(OBR)は26日、2025年の英国内総生産(GDP)成長率見通しを1.0%とし、昨年10月の前回見通しの半分に引き下げた。(2025年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 26日 ロイター] - 英予算責任局(OBR)は26日、2025年の英国内総生産(GDP)成長率見通しを1.0%とし、昨年10月の前回見通しの半分に引き下げた。

26年は1.9%拡大するとの見通しを示した。従来予想は1.8%だった。

また、25年の英インフレ率見通しは平均3.2%になると予想。昨年10月時は2.6%としていた。

26年については2.1%、27年以降は目標の2%になると予測した。

OBRは、トランプ米大統領が来週に発動を予定する相互関税を背景に、英経済の規模は最大1%縮小する可能性があると指摘。

米国が全ての貿易相手国に対して20%ポイントの相互関税引き上げを発動するシナリオでは、影響がピークに達するとみられる26─27年に、英GDPの規模は従来予測より1%縮小するとの見通しを表明した。

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