ヒュルケンベルグの初表彰台を祝って、大盛り上がりのザウバー。ライバルチームからシャンパンも/現場写真日記
F1 ニュース
Text&Photo : Masahiro Owari
2025年F1第12戦イギリスGPでは、239戦目にしてF1での初めての表彰台を獲得し、ドライバー・オブ・ザ・デイにも選ばれたステークF1チーム・キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ。ザウバーにとっても2012年以来の表彰台で、ライバルチームから祝福のシャンパンが届いた。レース後に大盛り上がりを見せたヒュルケンベルグのお祝いの様子をF1ジャーナリストの尾張正博氏がお届けします。
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日曜日のレース後、キック・ザウバーのモーターホームで表彰式の二次会が行われた。ただし、主役のニコ・ヒュルケンベルグが記者会見中のため、モーターホームの外でチーム代表やチームメイトのガブリエル・ボルトレートらの取材が行われていた。
モーターホームの前で、ドイツのスカイ・スポーツのインタビューを受けるボルトレート
メルセデスらライバルチームから続々とシャンパンが到着。
ライバルチームからの祝福のシャンパンが届いた
ヒュルケンベルグが帰ってくるまで、まずはチームスタッフたちに振る舞われていた。
チームスタッフにシャンパンが振る舞われる
「13年ぶりのシャンパン、最高だぜ!!」
ザウバーの表彰台獲得は、2012年以来のこと
そこにヒュルケンベルグが帰ってきた。するとスタッフのひとりがいきなりシャンパンファイトでお出迎え。
記者会見から戻ってきたヒュルケンベルグをシャンパンでお出迎え
次から次へとヒュルケンベルグにシャンパンを浴びせるチームスタッフたち。
次々とシャンパンをかけられるヒュルケンベルグ
モーターホームに帰ってきたヒュルケンベルグが自らシャンパンをかけてガッツポーズ。
ガッツポーズのヒュルケンベルグ
モーターホーム内にはこのとき、イタリアのポップシンガーのGala(ガラ)のFreed from desireが大音量でかけられていた。Freed from desireとは「欲望から解放されろ」という意味で、表彰台を獲得したヒュルケンベルグにピッタリの選曲だった。歌のサビの部分の「Freed from desire」を途中から「Nico from desire」に変えて、まるでモーターホームはダンス会場に。
モーターホーム内は大盛り上がり
テレビ電話で家族に3位表彰台を報告するヒュルケンベルグ。「レゴのトロフィもらったから、楽しみに待っていてね」
家族に表彰台を報告
叶園ちさかそのちさ
2025年 / スーパーGT HELM LOYALZ