「5秒以内なら食べてもセーフ」は科学的に間違いだった 実験で判明した「菌は1秒以下でもくっつきます」

 食べ物を落としても、5秒以内に拾えばセーフという世界共通の「5秒ルール」。実際は、どうなのでしょうか? 世界のさまざまな科学者の研究をまとめた『世界の研究者が驚いた 小学生のためのすごい実験図鑑』(監修/左巻健男、編著/ライブ、カンゼン刊)から、地面に落とした食べ物をすぐに拾えば食べても大丈夫なのかをさまざまな食品と床で検証した研究を紹介します。 【図版】「5秒以内なら食べてもセーフ」!? 実験結果はこちら(全3枚) ■みんなが信じる「5秒ルール」を調査せよ!  うっかり食べ物を床に落としてしまった人が、「5秒以内だからセーフ!」と言いながら、軽く表面を払ってそのままパクリ。みなさんもやったことありますよね?  この「5 秒ルール」は日本だけのものではありません。海外のいろいろな国にも広まっている、ちょっと不思議な世界共通のルールなのです。  国によっては、制限時間が「3秒」だったり「10秒」だったりすることもありますが、それより面白いのは、世界中の人々がこのルールを信じていることです。今この瞬間も床に落とした物を拾って食べている人がいるかもしれません。  でも、ちょっと待ってください。誰もが知っているこの「5秒ルール」って本当に大丈夫なのでしょうか? ばい菌が付いたり、体に悪かったりしないか心配ですよね。  この疑問を調べたのが、アメリカ・ラトガース大学で食品科学を研究しているドナルド・シャフナーさんです。シャフナーさんは、大学が院生のロビン・ミランダさんといっしょに、「5秒ルール」は本当に正しいのか。短い時間なら床に落ちた食べ物ものにばい菌が移らないのかを実験して確たしかめることにしました。  ■128通りの組み合わせで真実に迫る!  シャフナーさんとミランダさんのチームは、いろいろな食べ物と床の種類を用意して実験を行いました。  まず、食べ物としてスイカ、パン、バターを塗ったパン、グミの4種類を用意しました。これらは水分の量がそれぞれ違う食べ物です。  次に、食べ物を落とす床の素材として、ステンレス、セラミックタイル(つるつるした床)、木材、カーペットの4種類を用意しました。どれも家やレストランなどでよく見かける床の素材です。

AERA with Kids+
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: