「ライカ」の名を冠した3眼カメラ搭載&最大60倍のデジタルズームも可能なハイスペックスマホ「Xiaomi 15」で写真を撮影してきたよレビュー
2025年4月1日に日本での販売が始まったスマートフォン「Xiaomi 15」には、ライカブランドを冠した3レンズ構成のカメラが搭載されています。いったいどれほどのカメラ性能を備えているのか確かめるべく、Xiaomi 15を外に持ち出していろんな被写体を撮影してきました。
Xiaomi 15 - Xiaomi Japan
https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-15/Xiaomi 15はSoCに「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、メモリは12GB搭載したハイスペックスマートフォンです。Xiaomi 15の外観は以下の記事に詳しくまとめています。
Snapdragon 8 Eliteとライカブランドのカメラを搭載したハイスペックスマートフォン「Xiaomi 15」外観レビュー - GIGAZINE
Xiaomi 15はXiaomiとライカが共同開発したスマートフォンで、「ライカメインカメラ」「ライカ60mmフローティング望遠」「ライカ超広角カメラ」という3つのカメラを搭載。3つのカメラはいずれも有効画素数が5000万画素で、3つ合わせて「ライカVARIO-SUMMILUX 1:1.62-2.2/14-60 ASPH」と名付けられています。
どんな写真を撮影できるのか確かめるべく、外に持ち出してきました。
3つのカメラの画角の違いをチェックするために、同じ場所からズーム倍率を切り替えながら撮影してみました。
倍率を0.4倍にすると、「ライカ超広角カメラ」で撮影可能。35mm判換算の焦点距離は14mmです。なお、記事内の作例写真には縮小以外の編集は施しておらず、写真をクリックすると縮小前のオリジナルサイズの写真を確認できます。
1倍だと「ライカメインカメラ」で撮影できます。焦点距離は35mm判換算で23mmです。
2.6倍では「ライカ60mmフローティング望遠」で撮影。焦点距離は名前の通り35mm判換算で60mmです。
Xiaomi 15では最大60倍のデジタルズーム撮影も可能です。10倍だとこんな感じ。縮小状態なら粗が目立たない程度の画質で記録できました。
最大倍率の60倍で撮影した写真が以下。縮小状態でもノイズが目立つ仕上がりになりました。
以下の写真はズーム倍率1倍で撮影したものです。赤枠で囲った部分に鳥がいます。
鳥を30倍デジタルズームで撮影。オリジナルサイズだとさすがにノイズが気になりますが、縮小状態ならかなり実用的な画質です。
Xiaomi 15のカメラアプリには「Leica バイブラント」と「Leica オーセンティック」の2種のフォトスタイルが搭載されています。Xiaomi 14 Ultraの発売当時に担当者に聞いた話だと、「Leica バイブラント」は「Xiaomiライカの強みを取り入れ、過剰に行きすぎず、鮮やかな色味を表現」しており、「Leica オーセンティック」は「自然な色合いを表現しつつ、光と影のコントラストで写真の立体感や奥行きを再現」しているとのこと。フォトスタイルは画面左上のボタンをタップすると切り替えられます。
「Leica バイブラント」と「Leica オーセンティック」の違いを確かめるべく、いろんな被写体を2つのフォトスタイルで撮影してみました。まず、「Leica バイブラント」で自転車を撮影。
「Leica オーセンティック」だとこんな感じ。「周辺が暗めに、中心が明るめに写る」というオールドレンズっぽい描写になりました。また、「Leica バイブラント」と比べて彩度が低めになっています。
「Leica バイブラント」で撮影。
「Leica オーセンティック」。
「Leica バイブラント」で若葉を撮影。
「Leica オーセンティック」だと周辺が暗めになるので、中央の若葉が目立つようになります。
「Leica バイブラント」でネパール食堂バルピパルの野菜販売コーナーを撮影。
「Leica オーセンティック」だとこんな感じ。
店内でダルバート(定食メニュー)を撮影。「Leica バイブラント」だと明るく写ります。
「Leica オーセンティック」だと周囲が暗くなってレトロな雰囲気になりました。
ちなみに、Xiaomiはマクロ撮影にも対応しており、これくらいの距離まで近づいて撮影できます。
ピントが合う限界の距離まで近づいて撮影した写真が以下。
「Leica バイブラント」で鶏肉のタンドール焼きを撮影。肉眼だと皿の色がもっと暗いピンクなのですが、明るいピンクに写りました。
「Leica オーセンティック」の方が肉眼に近い色です。
「Leica バイブラント」でクレープを撮影。
「Leica オーセンティック」では生地の部分が明るくなりました。
中身が見えるように「Leica バイブラント」で撮影。
「Leica オーセンティック」でも撮影。
マクロ撮影に対応しているので、こんな感じに小さな花に近づいて撮影することも可能。
「Leica バイブラント」で撮影した花。
「Leica オーセンティック」だと、周辺部分が暗くなって中央部分が目立つようになるので、白い花が印象的に写ります。
他の花も撮影。これは「Leica バイブラント」。
「Leica オーセンティック」でも撮影。被写体によって両スタイルでの写り方があまり変わらないものもあれば、大きく変化するものもあります。そのため、「Leica バイブラント」か「Leica オーセンティック」のどちらが好みに合った写真になるか確かめながら撮影できる楽しみがあります。
なお、Xiaomi 15の公式オンラインストアでの価格はストレージ容量256GBモデルが税込12万3000円で、ストレージ容量512GBモデルが税込13万8000円です。また、記事作成時点では両モデルともにAmazon.co.jpで公式オンラインストアと同じ価格で入手可能です。
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