2025年6月11日(水)は満月!18年ぶりに最も低い位置で輝くぞ!

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 あっという間と感じるか、結構長かったと感じるかは、みんなの日常が刺激的だったか、退屈だったかによるが、満月速報の時間がやってきた。

 2025年6月11日(水)の16時44分頃、日本では満月を迎える。

 しかも今回の満月、ただの満月じゃない。実はこの満月、18年ぶりに“北半球で最も低い位置”を通る特別なやつなんだ。

 次に同じくらい低くなるのは2043年で18年後なので、これはぜひとも見ておきたい。

 天気が良くなることを祈りつつ、今月の見どころと開運ポイントを紹介していこう!

 毎度おなじみ、アメリカ先住民たちが自然と共に生きるために名付けた満月の呼び名シリーズからだ。

6月の満月は「ストロベリームーンと呼ばれている。由来は単純、イチゴの収穫時期にあたるからだ。なので月がイチゴのように赤色になるわけではない。

 とはいえ、日の入り直後の低い位置にある月は、大気の影響でオレンジ〜赤っぽく見えることもあるので、そう見えたらラッキーだ。

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 冒頭で触れたように、今回の満月はちょっと特別だ。

 2025年6月の満月は、18年ぶりに北半球で最も「南中高度」が低い位置で満月となる。南中高度というのは、月が夜空で一番高く昇るときの角度のこと。

 普段は高いところにいる月が、今回は低い場所をふわ〜っと横切るように移動していく。

 これにはふたつの要因がある

 ひとつは、満月は太陽の反対側に出るため、夏至が近いこの時期は必然的に満月の位置が低くなる(太陽が高い→月が低い)

 さらに今回は、月の通り道(軌道)がいつもより南寄りになっている。このふたつが重なることで、特に“低い”満月になるのだ。

 この組み合わせはおよそ18.6年ごとにやってくる。次に低い位置の満月がやってくるのは2043年だ。

 ちなみに、東京での南中高度は約28度。これは冬の満月よりも低い。

 ただし見た目で「えっ、地面すれすれやん!?」ってほどではないので、期待のしすぎは禁物だ。

この画像を大きなサイズで見るimage credit:Pixabay

満月の最大時刻:6月11日(水)16時44分頃観測に適した時間:6月11日(水)の日没後から翌12日未明にかけて

 月は東の地平線から昇り、夜にかけて南東〜南の空をゆっくり移動し、翌朝には西の空に沈んでいく。

 今回の満月はとにかく低空飛行なので、建物や木が少ない開けた場所での観測がおすすめだ。

 河川敷、海沿い、公園、ベランダから南の空が開けているなら、そこでもOK。

 加えて、地平線近くにある月は大きく見えるように感じる「ムーンイリュージョン(錯視効果)」が起きやすい。

 「お、今日の月デカくない!?」と思ってもそれは錯覚なんだけど、ちょっと得した気分になれるかもしれない。

 その他、2025年6月の星空情報は国立天文台のYoutubeで確認できる。

 今回の満月は、いて座で起こる。

 いて座は「旅」「哲学」「学び」「探求心」「信念」など、“遠くを見る力に関わる星座だ。

 このタイミングでは、「いつもの自分」からちょっとだけ踏み出してみると、大きな気づきやチャンスが舞い込むかもしれない。

  • 視野を広げる
  • 本当に信じているものを再確認する
  • 表面的な情報を捨てて、自分なりの真実を掘り下げる

 そんなテーマにぴったりな満月だ。

 特に、外の世界ばかり気にして疲れていた人には「もっと自由でいいんだよ」と教えてくれるタイミングでもある。

 こだわりや過剰な期待は手放し、身も心も軽やかにリスタートしよう。

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