日経平均は反落、一時初の6万円 買い一巡後は利益確定優勢
[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4営業日ぶりに反落し、前営業日比445円63銭安の5万9140円23銭で取引を終えた。指数寄与度の大きいハイテク株の一角が相場を押し上げ、朝方は史上初の6万円台に乗せた。ただ、買いが一服した後は利益確定売りに押され、マイナス圏での推移が継続。後場には900円超安となる場面もあった。
日経平均は前営業日比172円高でスタートした後、上げ幅を広げ、428円高の6万0013円98銭まで上昇した。前日の米ハイテク株高が支えとなり、AI(人工知能)・半導体株への買いがみられ、指数の上昇に寄与した。ただ、6万円の大台に乗せた後は利益確定売りが出て次第にマイナス転換した。後場前半には964円安の5万8621円48銭で安値を付け、5万9000円を割り込んだ。その後は下げ幅を縮小し、5万9000円近辺を軸にもみ合いとなり、方向感が乏しかった。
プライム市場では7割超の銘柄が値下がりしたほか、TOPIXは小幅安で推移するなど、物色の偏りが顕著だった。日経平均とバリュー株が軸となるTOPIXの比率を示すNT倍率は初めて一時16倍台に乗せた。
楽天証券経済研究所のシニアマーケットアナリスト・土信田雅之氏は「一部の銘柄が主導して日経平均が上昇する流れが続いているが、6万円台に乗せたことで達成感も生じやすい」と話している。
市場では、需要が旺盛なAI・半導体株への買いが継続するとの声が聞かれるが、土信田氏は「AI関連株も足元で急上昇しているため、どんどん上値を追う可能性は低いのではないか」とみる。日経平均の上値めどは6万1000円程度を予想している。
TOPIXは0.76%安の3716.38ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.76%安の1915.66ポイントだった。プライム市場の売買代金は8兆9832億7400万円だった。東証33業種では鉱業、不動産、機械など6業種が値上がり。空運、非鉄金属、サービスなど27業種が値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.99%安の777.87ポイントと大幅続落した。
プライム市場の騰落数は、値上がり340銘柄(21%)に対し、値下がりが1188銘柄(75%)、変わらずが46銘柄(2%)だった。
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