ドローンを密輸してロシア空軍基地を攻撃、ウクライナの大胆な作戦はどのように行われたのか(CNN.co.jp)

ロシアの基地にあるレーダーや防空システムは、今回のような低高度での突然の攻撃には備えがなかった。 今回のような攻撃を阻止する唯一の効果的な方法は重機関銃だ。ロシアは黒海で、ウクライナのドローンに対して重機関銃を使用している。 しかし、重機関銃は今回の攻撃が行われた空軍基地には配備されていなかったか、あるいは、十分な早さで配備されていなかった。おそらく、ロシアが今回のような攻撃を予見していなかったためだろう。 ロシア国防省は声明で、同省が「テロ攻撃」と呼ぶ今回の攻撃が飛行場付近から行われたことを確認した。 ウクライナのゼレンスキー大統領によれば、今回の作戦では117機のドローンが使われた。 SBUによれば、ドローンはSBUの工作員によってロシアに密輸された。その後、ある時点で、おそらくすでにロシア国内に運ばれた段階で、ドローンは移動可能な木製の小屋の中に隠された。 CNNが入手した写真によれば、ドローンは小屋の金属の屋根のすぐ下に収納され、断熱材の空間に収まっている。 これらの木造の小屋はトラックに積み込まれ、基地近くまで運ばれた。 ウクライナは、どのようにしてこれらの車両を目立った軍事目標の近くに探知されずに運び込んだのか明らかにしていない。だが、ロシアの報道によれば、比較的容易だったようだ。 ロシアのSNSによれば、これらのトラックはロシア在住のウクライナ人の男性が購入して、4人の運転手に料金を支払い必要な場所に運んでもらったという。 SBUによれば、作戦に関与した工作員は攻撃開始時までに無事にウクライナに帰還していた。 ウクライナのドローン開発プログラムの幹部はCNNに対し、ドローンを操縦したパイロットはおそらく発射地点の近くにはいなかったと語った。 同幹部は、インターネットのハブを設置して、パイロットが遠隔操作できるようにして、FPV(一人称視点)でそれぞれの標的を攻撃したのではないかと述べた。通信ハブは「ただのロシアの携帯電話」である可能性があり、これはウクライナで広く使用されている「スターリンク」などの他のシステムよりも追跡が困難だという。 トラックが場所に到着し、ドローンの発射準備が整うと、小屋の屋根が開き、ドローンが目標に向かって飛行した。

CNN.co.jp
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