13歳で避妊注射「従うしかなかった」 揺れるグリーンランド デンマークによる“強制避妊”の実態は【news23】
トランプ氏の領有発言に揺れる島・グリーンランド。この島で「13歳の時、強制的に避妊薬を打たれた」と告白する女性がいます。かつて、グリーンランドを植民地としていたデンマークが行っていたものです。大国の思惑と過去の政策への不信感の間で、グリーンランドでは独立を求める声が高まっています。 【写真を見る】10代の頃に強制的に避妊注射を打たれたマリナさん(40) ■大国アメリカに翻弄される島国 デンマークへの不信感も 日本から約9000km、北極海に面する世界最大の島、グリーンランド。美しき氷の大地は今、揺れています。 デモ参加者 「私たちのグリーンランドだ」 1月、グリーンランドで行われたデモ。人口2万人に満たない中心都市、ヌークで約5000人が抗議の声をあげました。 人々が怒りの矛先を向けているのは、グリーンランドの領有に強いこだわりを見せるアメリカのトランプ大統領です。 アメリカ トランプ大統領 「いずれにせよグリーンランドに対して何か行動を起こすつもりだ」 背景には、豊かな鉱物資源や北極海をめぐる中国・ロシアとの覇権争いがあるとみられています。 グリーンランド市民 「グリーンランドはグリーンランド人のものです。アメリカに支配されたくありません」 「アメリカ大統領ともあろう人が、このように振る舞うことをとても悲しく思います」 デモに集まったほとんどは、先住民イヌイット系の人々。 グリーンランドの人口の9割を占め、漁業や狩猟など独自の伝統文化を育んできました。 記者 「こちらはルークにある市場です。漁師の方々がその日にとってきた新鮮な魚、ネズミイルカというクジラの一種や、その隣にはミンククジラ、そしてアザラシなどが新鮮な状態で販売されています」 市場の人 「(イルカやアザラシは)冬によく食べます、ビタミンが豊富なので。グリーンランドには果物や野菜があまりないですから」 市場の人 「(Q.ヌークのどこが好きですか?)全部だよ…ただ好きなんだ。育った場所だからね」 そんなイヌイットの人々は今、トランプ氏への危機感とともに、かつて植民地支配を受けたデンマークにも不信感を抱えています。