「まるでご静養のよう」と不安視する声も… 雅子皇后のオランダ・ベルギーご訪問 日程に余裕がある理由とは

 さる5月31日、天皇陛下は長女の愛子さまを伴い、神宮球場で東京六大学野球春季リーグの「早慶戦」を観戦された。 「東京六大学野球連盟は昨年、結成100周年を迎えており、陛下にご観戦の願い出がありました。天覧試合となるのは1994年以来で、陛下ご自身は浩宮時代の68年に観戦されています」(宮内庁担当記者)  当日は14時過ぎ、4回表が終わったところでお二方がお出ましに。 「その瞬間、3万人近くの観衆からどよめきと拍手が沸き起こりました。愛子さまは観戦中、『ファインプレーが出ると流れが変わりますね』などと述べられ、陛下も試合後、両校のエール交換をご覧になって『いい光景ですね』と仰っていました」(同)

 ご観戦は当初、陛下お一人の予定だったところ、 「当日になって愛子さまもご一緒されると発表がありました。ただ、ご一家は皆さま野球好きなので、あるいは皇后さまもご一緒に観戦なさるのでは、とわれわれはみていたのです」(前出の記者)  当日、貴賓席で試合の説明役を担った連盟の内藤雅之事務局長に聞くと、 「観戦中の陛下は終始にこやかでいらっしゃいました。皇后さまからの『(球場に)来たかったのですが来られませんでした。皆さんによろしくお伝えください』というご伝言も、陛下から頂いています」  というのだ。先の記者によれば、 「5月26日に国賓として来日したフィリピン大統領夫妻の歓迎行事やご会見、宮中晩餐会が翌27日に行われました。皇后さまも一日中、精力的に動かれたことでお疲れがたまっているといいます。また13日からの海外ご訪問に備え、ご体調の調整を続けられているとも聞いています」  そもそも今回のご訪問は、 「皇室と両国の王室とは、長らく親密な関係にあります。それもあって御代替わり後、両国の国王から、両陛下をご招待したいとのオファーが再三にわたってありました。ベルギーとは、今年が外交関係樹立160周年の節目にあたります。またオランダは昨年、日本との交流425周年を迎えており、合わせて訪問なさる運びとなったのです」(同)


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 2年前の英国、そして昨年のモンゴルご訪問と同じく、今回の訪欧にも主治医の大野裕医師が随行することになっている。ちなみに首席随員を務めるのは、石破茂前首相である。本人に尋ねると、 「両陛下の外国ご訪問では原則として首相経験者、例外的に外務大臣経験者が首席随員を務めるということで、今回は私になりました」  としながら、雅子皇后のご体調については、 「大丈夫だから訪問なさるわけでしょ。強いお気持ちもあり、耐えられるとお考えだからでしょう。そのお心の内を拝察することさえはばかられるのに……。14日間の長きにわたってご一緒できるのだから、誠心誠意お供するしかありません」  そう意気込む。皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授が言う。 「オランダとベルギーの王室は、長い療養の時期があった皇后さまにしっかりと寄り添ってきました。そうした方々とあらためて語り合われることが、今後の皇后さまのご活動の糧にもなっていくのではないでしょうか」  果たして首尾は……。 「週刊新潮」2026年6月11日号 掲載

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