「Kyash」、QUICPay+を突如終了。Apple Pay対応もGoogle Payは不透明なまま
KyashはQUICPay+の提供を終了する理由について、6月2日のユーザー向けのお知らせで「より便利で統一されたキャッシュレス体験を提供するため、Visaブランドへのサービス一本化を進める」ためだとしている。 Kyashは従来モバイルウォレット(Apple PayとGoogle Pay)向けに、決済手段としてQUICPay+のみを提供してきており、Visaのタッチ決済は利用できなかった。一方で、物理カード(Kyash Cardなど)ではVisaのICやタッチ決済が利用できた。 QUICPay+の提供終了が発表された6月2日時点では、明確に代替手段がアナウンスされていなかった。そのため、モバイルウォレットの利便性低下を危惧するユーザーの声がSNS上に上がっていた。
なお、QUICPay+の提供終了が発表された翌日である6月3日、KyashはApple PayによるVisaのタッチ決済への対応を発表。iPhoneやApple Watchのユーザーは、QUICPay+に代わる非接触決済手段として利用できる。 しかし、Google Payへの対応は発表されていない。Tech Insiderでは現在Kyash広報担当者に問い合わせており、回答があり次第追記する。
松本和大[Tech Insider記者・編集者]