“閉山日”前日の富士山で混乱 大雨で車両通行止めの道を「さらに3時間歩いた」下山客も 遭難事故相次ぎ「これ以上死者出したくない」

富士山へと続く道路で、土砂崩れが発生した。地元自治体が登山を中止するよう呼びかけるなど、10日の閉山日を前に、現地では混乱が広がっている。 【画像】山梨側の富士スバルラインでも土砂が流出 ◆公式Xで登山中止呼びかけ 9日朝、富士山の御殿場口5合目は、横殴りの雨に見舞われていた。 静岡県の公式Xでは、富士山への登山中止を呼びかけていた。 静岡県公式Xより: 大変危険です!命を守る行動をお願いします! 9日朝、麓の駐車場でも土砂崩れが発生していた。 あす「閉山日」を迎える富士山に、大雨の余波と混乱があった。 リポート: 富士宮5合目へと続く道路です。バスやタクシーを含め、全ての車両が通行止めとなっています。 メインルートのひとつ、富士宮口へとつながる「富士山スカイライン」が9日、雨量規制で車両通行止めになっていた。 --上の山の状況はどうだった? 下山した人: (首を振って)もう前も見えなくて、暴風で大雨で。 悪天候のなか、何度も転びながら、やっとの思いで山を降りたというこの男性。しかし…。 下山した人: 下山して「ああやっと帰れる、バスに乗って帰れる」と思ったんですけど、さらに3時間かけて(車両通行止めの道を)歩いてきました。 ◆バス待ち下山客“長蛇の列” さらにもう一つのメインルート、山梨県の吉田口へとつながる「富士スバルライン」も、通行止めになっていた。 理由のひとつは、大雨の影響で土砂が流出していたことだ。 5合目では、迎えのバスを待つ下山客の“長蛇の列”ができていたという。 女性: もう数え切れないくらいの(人)。100(人)は絶対います。200(人)とか300(人)とか。 この女性は8日、登頂を諦め、途中の8合目で引き返してきたという。 女性: 風とか雨とか凄くて、台風の中にいるみたいな感じでした。もうみんな、半強制的に下山で…。 男性: 命には替えられない。 ◆2人救助も心肺停止の状態 この悪天候のなか、富士山中での遭難も相次いでいる。 静岡県警によると9日、別の場所で倒れている2人の登山者が見つかり、山岳遭難救助隊が救助したが、いずれも心肺停止の状態だ。 夏の間、富士山頂に滞在する写真家の植田めぐみさんによると、今年の夏は比較的天候が落ち着いていたという。しかし…。 富士山頂写真家の植田めぐみさん: 9月になってから天候が安定しなくて、特にこの週明けですね。(さらに)山小屋も10日までではなく、早く閉まっているんですね。この閉山間際というのは、7月8月よりもかなりリスクがある。 富士宮口の6合目にある山荘は、悪天候を受け、9日の宿泊をすべてキャンセルしたという。 宝永山荘・高井彰さん: 先の天候は今、読めない状況なので。もし「まだ行ける」と思って登っても、これ以上死者だったり、けが人を出したくない思いもあるので、キャンセルさせてもらう。 (「イット!」9月9日放送より)

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