【ライブ速報】全日本フィギュアスケート選手権2024女子フリー|試合経過・結果・ハイライト

Jiji Press

2024年の全日本フィギュアスケート選手権、女子シングルのフリーが、12月22日、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで行われ、ショートプログラム(SP)1位で、世界選手権3連覇中の女王・坂本花織(シスメックス)がフリーは149.76、トータル228.68で1位となり、全日本選手権で4連覇(5回目の優勝)を果たした。全日本4連覇は2014~17年大会の宮原知子さん以来。4回転ジャンプや、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦した、ジュニアの16歳、島田麻央(木下グループ)がフリー143.42、トータル219.00で2位。安藤美姫さん以来、21年ぶりとなるジュニアでの全日本優勝はならなかった。樋口新葉(ノエビア)がフリー135.35、トータル206.40で3位となり、3年ぶりの表彰台となった。

男子とは異なり、女子は、高得点者が続出した。6位の山下真瑚(中京大学)までが200点台、13位の河辺愛菜(中京大学)までが190点以上だった。190点以上が13人は全日本選手権史上最多となった。

今大会で、来年2月18日開幕の四大陸選手権、同3月24日開幕の世界選手権(米国・ボストン)の代表が決まる。世界選手権4連覇がかかる坂本は代表入りを決定した。

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試合経過・ハイライト:ハイスコア続出の女子フリー、しかし女王は強かった<2024全日本フィギュア女子シングル最終順位>

順位 選手名 総得点 フリー SP 1 坂本 花織 228.68 1 1 2 島田 麻央 219.00 2 2 3 樋口 新葉 206.40 4 3 4 千葉 百音 205.69 3 7 5 松生 理乃 204.00 5 5 6 山下 真瑚 200.25 12 4 7 渡辺 倫果 198.55 11 6 8 住吉 りをん 197.53 7 11 9 三宅 咲綺 196.55 8 9 10 和田 薫子 195.63 10 8 11 吉田 陽菜 195.27 9 13 12 青木 祐奈 194.07 6 14 13 河辺 愛菜 190.23 14 10 14 櫛田 育良 187.14 13 16 15 中井 亜美 182.50 21 12 16 岡 万佑子 181.82 17 17 17 村上 遥奈 180.21 19 15 18 岡田 芽依 179.76 16 19 19 白岩 優奈 178.72 18 18 20 江川 マリア 173.93 15 20 21 大庭 雅 163.19 20 21 22 平金 桐 149.42 22 23 23 永見 千代乃 149.22 24 22 棄権 三原 舞依 51.94 23  

※フリーに進んだ24人まで掲載。

<女子フリー 全演技終了>19:53 24番滑走 坂本 花織(シスメックス)SPは78.92

日本の女王にして、世界の女王。全日本、世界選手権共に3連覇中。

今季はGPファイナルで3位となったが、調整期間半月でしっかり立て直してきた。今季のフリー最高点はGPNHK杯で出した152.95。曲は映画「シカゴ」から「オール ザット ジャズ」ダブルアクセル、3回転ルッツをしっかり決めた。2-1-3のコンビネーションジャンプも着氷。後半のコンビネーションジャンプでは着氷が乱れたが、その他はほぼミスなしで終えた。フィニッシュの後は、少し苦笑い。

技術点は73.88ながら、演技構成点で75.88を出し、フリーは149.76。トータル228.68で、島田の挑戦を退け、全日本選手権4連覇を果たした。坂本は

『コンポジション』『プレゼンテーション』『スケーティング技術』で9点台。他の22人では、この3つの要素で9点台を出した選手は1人もいなかった。

19:45 23番滑走 島田 麻央(木下グループ)SPは75.5816歳。世界ジュニア2連覇(2023年、2024年)、ジュニアGPファイナル3連覇(2022、2023年、2024年)、全日本ジュニア4連覇(2021年、2022年、2023年、2024年)。現時点でジュニア最強のスケーター。

冒頭のトリプルアクセルは着氷したが回転不足判定 4回転トゥループは着氷に失敗した。しかし、加点が付く後半の3連続ジャンプは完璧に決めた。高得点が出た。技術点は81.19、演技構成点は63.23、減点1.00フリーはシーズンベストとなる143.42でトータル219.00、もちろん1位で最終滑走、坂本の演技を待つ。

19:32 22番滑走 千葉 百音(木下アカデミー)SPは74.72

2024年四大陸選手権優勝、2023年四大陸選手権3位、2024年世界選手権7位、全日本は昨年2位。今季はGP中国杯、NHK杯で2位。GPファイナルでは、坂本花織を上回る2位となった。冒頭のジャンプで着氷に失敗。後半のジャンプでは回転不足が取られ、得点が伸びなかった。演技終了後は、一瞬笑みを見せたが、表情は硬かった。技術点は 66.59、演技構成点 65.38、減点 1.00フリーは130.97、トータル205.69は、今季のここまでから言えば、納得のいかないスコア。現時点で2位。

これで樋口 新葉の表彰台が確定した。

19:25 21番滑走 樋口 新葉(ノエビア)SPは71.052022年北京五輪団体「銀」、女子シングル4位、2018年世界選手権銀メダル、2017年GPファイナル6位、全日本は2015年・2016年・2019年・2021年と4回2位となった実力者。今季はGPスケートアメリカ1位、フランス杯は2位ながら206.08、GPファイナルは4位だった。樋口は、ほぼノーミスで、加点が付く演技後半のジャンプは、コンビネーションも含め、市しっかり決めた。フィニッシュでは氷上にひざまづいたが、力尽きたのか、しばらくは立ち上がれなかった。

技術点 67.74、演技構成点 67.61、フリーのシーズンベストとなる135.35、トータル206.40で現時点で1位。

19:17 20番滑走 松生 理乃(中京大学)SPは70.792023年スケートカナダ3位、2020年NHK杯3位、2020年全日本選手権4位。今季はGPスケートカナダ、フィンランディア杯でともに2位。GPファイナルは6位だった。全日本は昨年が17位、1昨年13位と、実力を出せていない。しかし、今大会は違った。技術点 66.36、演技構成点 66.85

フリーはシーズンベストとなる133.21でトータル204.00はISU非公認大会ながら自己ベスト。この時点で1位に躍り出た。

19:09 19番滑走 青木 祐奈(MFアカデミー)SPは70.07今季のNHK杯では195.07で3位。昨シーズンの全日本は9位。今春に日本大学を卒業した。技術点は 59.11、演技構成点は 65.89、減点1.00

フリーは124.00、トータル194.07

▲第4グループの演技開始▲

<第2グループ終了時の順位(6位まで)>

1 山下 真瑚 中京大学 200.25 2 渡辺 倫果 三和建装/法政大学 198.55 3 住吉 りをん オリエンタルバイオ/明治大学 197.53 4 三宅 咲綺 岡山理科大学 196.55 5 和田 薫子 グランプリ東海クラブ 195.63 6 吉田 陽菜 木下アカデミー 195.27

<第3グループの演技終了>18:53 18番滑走 住吉 りをん(オリエンタルバイオ/明治大学)SPは69.58今季は好調で、GPフランス杯で201.35(3位)、中国杯では4位ながら202.45の高得点をマークした。全日本は2年前に10位、2021年には8位に入っている。技術点 64.94、演技構成点 64.01、減点 1.00フリーは127.95でトータルは197.53

18:45 17番滑走 三宅 咲綺(岡山理科大学)SPは68.54

西日本選手権で初優勝、4年連続で全日本出場。2学年上の友人、坂本花織の勧めで、神戸クラブに拠点を移した。コーチは中野園子さん、グレアム充子さん。アイスショーにも出演し、演技の幅を広げてきた。技術点 65.36、演技構成点 62.65フリーはシーズンベストの128.01でトータルは196.55

18:36 16番滑走 吉田 陽菜(木下アカデミー)SPは68.42

2019年全日本ジュニア2位、2020年全日本ジュニア3位、今季は、GPフィンランディア杯1位で、GPファイナル5位。全日本は過去3年間で9位、6位、7位と安定した成績を残している。今季から大学生になった。技術点 64.50、演技構成点 62.35フリーはシーズンベストの126.85でトータルは195.27

18:29 15番滑走 和田 薫子(グランプリ東海クラブ)SPは66.70

15歳の中学3年生で、今季のジュニアGPファイナル2位。全日本は今回が初出場。ジャンプは全て着氷し、しっかり通した演技を見せた。技術点 70.00、演技構成点 58.93フリー128.93でトータルは195.63

18:21 14番滑走 渡辺 倫果(三和建装/法政大学)SPは65.96

荒川静香さんに憧れてフィギュアスケートを始めた。世界ジュニア選手権10位、2022年プランタン杯、スケートカナダ、ロンバルディアトロフィーで、それぞれ優勝。今季のスケートアメリカは2位。全日本は2021年と23年に6位に入っている。技術点 70.22、演技構成点 62.37フリー132.59トータル198.55は共にシーズンベスト。現時点で2位。

18:13 13番滑走 山下 真瑚(中京大学)SPは65.13

昨年の全日本は192.15で8位に入っている。今年も一桁順位を狙いたい。冒頭の3-3ジャンプはしっかり着氷。スピンやスパイラルシークエンス。後半の2-3-2ジャンプも決めた。高い得点が期待できそうだ。山田満知子コーチも満面の笑み。技術点 70.78、演技構成点 64.34

フリーは135.12、トータル200.25は、シーズンベストのみならず、過去5シーズンで最高得点。現時点で1位に躍り出た。キス&クライでは感激の涙を流した。

▲第3グループの演技開始▲

18:01 6分間練習が終了。 

17:55 6分間練習がスタート。

 

ここまで11人が演技を終えたが、5人が180点以上と、高い得点が出ている。昨年の全日本では180.67が12位(樋口新葉)の得点だった。6位まで入っているのは、現時点での首位・河辺以外は全員10代のジュニア選手。残り12人を残している女子の戦いは、例年にも増してハイレベルなものとなりそうだ。

<第2グループ終了時の順位(6位まで)>

河辺 愛菜 中京大学 190.23 櫛田 育良 木下アカデミー 187.14 中井 亜美 TOKIOインカラミ 182.50 岡 万佑子 木下アカデミー 181.82 村上 遥奈 木下アカデミー 180.21 岡田 芽依 名東FSC 179.76

17:33 リンクの製氷作業中。

<第2グループまで演技終了>17:30 12番滑走 櫛田 育良(木下アカデミー)SPは64.4617歳、164センチと長身。昨シーズンの世界ジュニアで5位。今季の全日本ジュニアは3位。技術点 64.79、演技構成点 57.89フリーは122.68、トータル187.14で、現時点で2位。。

17:22 11番滑走 河辺 愛菜(中京大学)SPは62.25

2022年北京五輪代表。昨年の全日本は13位。技術点 66.19、演技構成点 61.79フリーは今季自己ベストとなる127.98、トータル190.23は現時点で1位。

17:15 10番滑走 江川 マリア(明治大学)SPは61.29

東日本選手権で優勝。4日前に21歳になった。昨年の全日本は11位。技術点 56.17、演技構成点 56.47フリーは112.64、トータル173.93

17:07 9番滑走 岡田 芽依(名東FSC)SPは61.28

2010年生まれの14歳。フリーの楽曲は「マレフィセント」で振り付けは若松詩子さん。技術点 65.93、演技構成点 52.55

フリーは118.48、トータル179.76。

16:57 8番滑走 岡 万佑子(木下アカデミー)SPは60.7115歳の中学3年生。趣味はサウナ、グルテンフリーのお菓子作り、食べ歩き(木下アカデミーの選手紹介から)技術点 70.71、演技構成点 51.40、減点1.00フリーは121.11、トータル181.82は共にパーソナルベストで現時点で2位。

16:47 7番滑走 白岩 優奈(関西大学)SPは59.00

ジュニア時代は、全日本で5位、6位となったこともある。技術点 64.18、演技構成点 56.54、減点1.00

フリーはシーズンベストとなる119.72でトータル178.72

▲第2グループの演技開始▲

<第1グループまで演技終了>16:33 6番滑走 村上 遥奈(木下アカデミー)SPは57.26オーストラリア出身の16歳。2023年まではペアの選手だった。技術点 69.54、演技構成点 53.41

フリーはシーズンベストとなる122.95でトータル180.21。180点を超えてきた。

16:25 5番滑走 大庭 雅(東海東京FH)SPは57.0329歳のベテラン。全日本初出場は2010年で、今回が13回目で、昨年は21位だった。技術点 51.31、演技構成点 54.85、フリーはシーズンベストとなる106.16でトータル163.19。昨年よりも高順位が期待できるかもしれない。

16:16 4番滑走 中井 亜美(TOKIOインカラミ)SPは55.20

技術点 71.41、演技構成点 56.89、減点 1.0016歳。今季のジュニアGPファイナルでは3位となった。

フリーはシーズンベストとなる127.30は、前回大会ならフリーで10位に相当する高い得点。トータル182.50で現時点の1位。

16:08 3番滑走 平金 桐(法政大学)SPは51.96技術点 48.07、演技構成点49.39

フリーは97.46でトータル149.42 

2番滑走 三原 舞依(シスメックス)は棄権。SPは51.942022年グランプリファイナル優勝、2017年・2022年四大陸選手権優勝、2017年・2023年世界選手権5位。坂本花織の親友で、日本のトップスケーターの1人だが、右足首などの負傷カ所が悪化して無念の棄権となった。

15:59 1番滑走    永見 千代乃(ノートルダム清心女子大学 )SPは51.06

技術点50.03、演技構成点48.13フリーはシーズンベストとなる98.16でトータルは149.22

▲第1グループの演技開始▲ 

今大会で、来年2月18日開幕の四大陸選手権、同3月24日開幕の世界選手権の代表者が決まる。

<全日本フィギュア 女子フリーの演技順>

演技順 選手名 SP得点   第1グループ   1 永見 千代乃 51.06 棄権 三原 舞依 51.94 3 平金 桐 51.96 4 中井 亜美 55.20 5 大庭 雅 57.03 6 村上 遥奈 57.26   第2グループ   7 白岩 優奈 59.00 8 岡 万佑子 60.71 9 岡田 芽依 61.28 10 江川 マリア 61.29 11 河辺 愛菜 62.25 12 櫛田 育良 64.46   第3グループ   13 山下 真瑚 65.13 14 渡辺 倫果 65.96 15 和田 薫子 66.70 16 吉田 陽菜 68.42 17 三宅 咲綺 68.54 18 住吉 りをん 69.58   第4グループ   19 青木 祐奈 70.07 20 松生 理乃 70.79 21 樋口 新葉 71.05 22 千葉 百音 74.72 23 島田 麻央 75.58 24 坂本 花織 78.92

※以下、試合前時点の情報。

<試合日程>

12月22日(日)

<試合会場>

東和薬品RACTABドーム(大阪府門真市)

<放送予定>

  • フジテレビ系列(地上波、19時から)
  • BSフジ(衛星放送、18時~19時)
  • FOD (動画配信サービス)

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