【コメント全文】T-BOLAN 47都道府県ツアーでライブ活動終了「約束の旅」「話し合いを重ねた末」
4人組バンド「T-BOLAN」が10日、ファンクラブ限定の配信でライブ活動を終了すること発表した。9月から来年にかけて行われる47都道府県ツアーが最後のライブツアーとなる。 T-BOLANは1990年に結成。91年7月10日にメジャーデビュー。この日の発表は記念日の報告となった。 デビュー後、「離したくはない」「じれったい愛」「Bye For Now」など数々のヒット曲を生み出し、90年代のロックシーンをけん引した。しかし、99年にボーカルの森友嵐士の心因性発声障害のため解散。2017年に完全復活を果たした。 復活の大きな動機となったのは、「90年代にT-BOLANの音楽に触れたすべての人に、もう一度ライブで直接会いたい」というメンバーの強い思い。森友は前回のツアーは体調に不安を抱えながらも、主治医の協力もあり完走した。しかし、T-BOLANとして理想とするライブのクオリティを維持しながら、今後も長期にわたるライブ活動を継続していくことは難しいと判断。メンバー間での度重なる協議を経て、今回の47都道府県ツアーをT-BOLANとしての“ラストライブツアー”とすることを決断したという。 ツアーは、9月13日の千葉県市川市文化会館大ホールからスタート。全国47都道府県を巡ることで、17年の完全復活から掲げてきた「一人一人に会いに行く」というファンとの約束を完遂する。森友は「引退や解散だとは思わないでほしいなと思います」と語った。▽メンバーコメントは以下の通り。いつもT-BOLANを応援してくれて、本当にありがとう。今日は、僕たちからとても大切なメッセージを届けさせてください。2017年の再始動から続けてきた“再会の旅”。90年代、僕たちの音楽に出会ってくれたすべての人に人生で一度はライブで直接会いたい。その想いを胸に全国をまわり続けてきました。そして2025年―― 僕たちは、“新たな旅”ライブツアーに出ます。ツアーのタイトルは「T-BOLAN LAST LIVE TOUR 2025-2026 終章 SING THE BEST HIT JOURNEY 47」このツアーは、**T-BOLANとしての「LAST LIVE TOUR」**となります。僕たち自身、この数年で“限りある時間”というものをよりリアルに感じるようになりました。だからこそ今という瞬間を逃さず、全力でこの旅に挑みたい――想いはやがて僕たち自身を動かしていきました。メンバーとも何度も話し合いを重ねた末、自分たちの意志でこのツアーに“ラスト”という名前を刻む決断をしました。T-BOLANは、ライブから始まったライブバンドです。2017年の再始動以降、90年代に出会えたすべてのファンの元へ「もう一度必ずライブで再会したい。」そんな想いを胸に“再会の旅”として全国を巡ってきました。それでもまだ辿り着けていない街があります。「いつか」では、もう届かないかもしれない。「今」だからこそ、出来る事がある――だからこそ今 残された時間の中で、全国47都道府県を巡る旅にもう一度挑みたい。それが今の僕たちの願いです。僕たちにとって、ライブこそが一番リアルな場所。CDでも映像でもなく、“今”という時間にしか存在しない、音と想いが交差する場所。だからこのツアーは“別れ”じゃなくて、**一人ひとりに会いに行く“約束の旅”**だと思っています。この旅の終わりに、僕たちの心に何が芽生えているのかは、今はまだ分かりません。けれど“今を本気で生きること”。それだけはきっと未来を動かす力になると信じて、このツアーに臨みます。
そして――この“約束の旅”の先に、また新たな風が吹くことがあるのなら、それもきっとみんなと一緒に創り上げた旅の延長線上にあるものだと思っています。「T-BOLAN LAST LIVE TOUR 2025-2026 終章 SING THE BEST HIT JOURNEY 47」一夜一夜が、かけがえのない瞬間となりますように。