任天堂、Switch 2のバッテリーが急激に減る・残量表示がおかしい問題に対処法を公開。メンテナンスモードで改善

Nintendo Switch 2のバッテリー残量が急激に減る・減ったように表示される問題について、任天堂がサポート文書を公開しました。 【この記事の他の写真を見る】 バッテリーに関する問題のうち、特に残量表示がおかしい場合、満充電から間もないにもかかわらずすぐに残りわずかと表示されたり、その状態で長く使用できるといった状態には、本体を一度「メンテナンスモード」にすることで表示をリセットする方法を案内しています。 Nintendo Switch 2「メンテナンスモード」の入り方 ニンテンドースイッチ2の「メンテナンスモード」は、本体を初期化したり、更新するためのモード。通常起動時のホーム画面や設定画面を使わず、直接メンテナンス用のメニューを開けます。 メンテナンスモードへの入り方は、「本体左上側面、音量ボタンのマイナス(-)とプラス(+)を同時押ししながら電源を入れる」 バッテリー残量表示がおかしい場合は、メンテナンスモードに入ってただ抜けるだけで表示がリセットされるとサポートページでは説明しています。「本体の初期化」「セーブデータを残して初期化」を選ぶ必要はありません。 (The Battery Charge Indicator or Percentage Displays Incorrectly on Nintendo Switch2 | Nintendo Support) バッテリー消耗が早い場合の改善手順 「メンテナンスモードに入って抜ける」はバッテリー残量表示がおかしい場合の対処でしたが、満充電から遊べなくなるまでの時間が本来の駆動時間、ゲームや使い方により約2時間から約6.5時間よりも明らかに短い場合は、別の対処法も案内しています。(任天堂サポート【Switch】本体をフル充電しても長時間遊べません。なぜでしょうか?) こちらの手順は、 設定の「スリープ」から、「本体画面で遊ぶときの自動スリープ 」を「しない」に設定 ACアダプタを接続せず、任意のゲームを起動して、バッテリーがなくなるまで放置(スリープして画面が消灯する) ACアダプターを接続して4時間以上充電する。 他のデバイスでもよくある、バッテリー管理機能が充放電の状態を誤って認識してしまった状態を「使い切って満充電」でリセットする方法です。 従来のSwitchより短い駆動時間は仕様。最短2時間から6.5時間 上記の2つは残量表示や充電に問題が発生している場合の対処法ですが、Nintendo Switch 2自体、現行のNintendo Switch (新バージョン)や有機ELバージョンよりも駆動時間が短い仕様です。 Nintendo Switch 2の駆動時間は、ソフトや遊び方により約2時間から約6.5時間。バッテリーの定格容量は3.78V / 220mAh / 19.74Wh 2ではない無印の Nintendo Switch のバッテリー駆動時間は、有機ELモデルが約4.5時間から9時間。2019年発売の現行モデル(液晶モデル)も同じく約4.5時間から9時間。 Switch 2はバッテリー容量自体は大きくなっているものの、消費も多く、従来の(現行)Switchよりも早くバッテリーが切れるのが正しい仕様です。 2017年に発売された初期バージョンのNintendo Switch (HAC-001) は約2.5時間から約6.5時間だったため、ゲームや使い方により最短2時間の Switch 2は歴代でもっとも駆動時間が短い、あるいは高い消費電力・処理性能での動作を許容しているモデルということになります。 いずれも該当しない場合はサポートの「故障かなと思ったら」 Nintendo Switch 2 サポート|任天堂サポート 残量表示がおかしいのでもなく、使い切ってから4時間以上かけて満充電しても、最短2時間より明らかに早く切れてしまう場合は別の不具合や故障の可能性があります。 まずは本体更新があれば更新して、なくてもメニューから電源を切って再起動しても継続するようなら、サポートページの案内に従ってください。 2017年の初期型ニンテンドースイッチ発売から、バッテリー駆動時間が大幅に伸びた新モデルの発売までは約2年と数か月。 初代Switch のバッテリー駆動時間延長はNVIDIA製プロセッサの製造プロセス微細化による省電力化によるものでした(つまり、バッテリー容量は変わっていない)。 発売されたばかりの Nintendo Switch 2も、いずれは歴代のゲーム機と同じようにバージョンアップを繰り返してコスト低減や性能向上を図るのが既定路線ではありますが、抽選販売の当選率が示すように需要にまったく応えられていない状態で「4日間で350万台」という歴代ゲーム機最速の売れ行きを記録していることが示すように、任天堂にとって当面はいかにリスクを抑えつつ生産量を増やし需要に応えられるかが勝負。 新バージョンを出して買い替え需要を喚起するどころの話ではなく、有機ELモデルや5nm版のようなバリエーションはまだまだ先の話になりそうです。

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