「プーチン氏は停戦望まず」、米国案拒否の構え ゼレンスキー氏が警戒感
ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、米国が提示しウクライナが受け入れた30日間の停戦案について、ロシアのプーチン大統領は拒否しようとしている可能性があるとの見方を示した。同日撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)
[キーウ 13日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、米国が提示しウクライナが受け入れた30日間の停戦案について、ロシアのプーチン大統領は拒否しようとしている可能性があるとの見方を示した。
ゼレンスキー氏は恒例の夕方の演説で、ロシアは停戦の実施を遅らせるか、全く実現させないために条件を設定しようとしていると指摘。プーチン大統領はこの戦争を継続したいため、米国が提示した停戦案を拒否する構えでいるとの見方を示した。
ゼレンスキー氏は、米国は停戦の管理と検証を調整する用意があると表明したと明らかにし、停戦を実現することで、長期的な安全保障と真の和平を巡るあらゆる問題に対する答えを準備し、戦争終結の計画を策定する時間が得られると述べた。
プーチン大統領はこの日、ロシアはウクライナとの停戦に向けた米国の提案に同意するとしながらも、いかなる停戦も紛争の根源的な要因を排除した上で恒久的な平和につなげる必要があるとし、多くの事項で詳細を詰めなければならないとの見解を示した。 もっと見る
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