氷の混合物が吹き出して誕生? 準惑星にそびえる不思議な山とは【今日の宇宙画像】

【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

こちらは、準惑星ケレスにある「アフナ山(Ahuna Mons)」です。2015年にアメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機「ドーン(Dawn)」がケレスを探査した際に得られたデータから発見されました。

  • Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA/PSI
  • NASA - Ahuna Mons: Side View

標高が約4kmで山麓の大きさが約20kmのアフナ山は、いわゆる氷火山の一種だと考えられています。通常の火山が溶岩を噴出するのに対し、水や塩類、アンモニアなどを含む氷の混合物が噴出して形成された可能性が指摘されています。また、表面にクレーターがほとんど見られないという特徴もあり、他の地形と比べて形成時期が新しいと推定されています。

なお、2018年に燃料が尽きミッションが終了したドーンは、今後数十年間はケレスの周回軌道に留まるものと考えられています。

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編集/sorae編集部

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