「黒電話でLINE通話⁉」エモすぎるガジェットをドンキで発見!“昔ながらの黒電話”はギャグなのか本気なのか?試してみた(MonoMax Web)

昔ながらの黒電話 ¥5,499(税込) 「昔ながらの黒電話」という商品を発見したのはドン・キホーテ。「あの時代の懐かしさがよみがえる」と書いてはいるもののパッケージのイラストから察するに、ホンモノの黒電話を使っていた世代ではなく若者をターゲットにしているであろうことが伺えます。 もう家電量販店の電話機売り場では見かけることがない黒電話ですが、この商品も電話回線などの契約は不要です。なんとスマートフォンと接続することで通話ができるというものらしい。 しかもスピーカーとしても使用できるのだそう。用途が2つあるなら買ってもいいかな~と思うかもしれませんね。ちなみに、「充電式だからどこでも持ち運んで使用できる!」というアピールはちょっと笑いました。スマートフォンがあるのにわざわざ黒電話を持ち運んで通話していたら面白いです。ギャグなのかな。 早速開封してみると、中身はシンプル!黒電話本体と充電ケーブル、取扱説明書のみです。製品サイズは210mm×135mm×130mmとリアルな黒電話サイズですが、重さは885gと軽め。USB充電で3時間充電すれば100時間も通話が可能です。

底面を見ると音量が3段階で調節できるようになっています。電源ボタンもあるので、ONOFFを切り替えることも可能です。 接続はBluetoothで行います。スマートフォンの「デバイスを検索」から「PO-BTP500」を選択すればすぐにペアリングされます。 電源をONにすると、受話器を持ち上げた際には「プー」という音がします。そうそう、こんな音がしていましたよね。細かいところまでエモさを追求していますね。 さて、発信はスマートフォンからの操作も可能なのですが、このダイヤルをあわして電話番号を直接入れることも可能です。もしかすると今の20代以下の方はダイヤルの仕方が分からないかもしれませんね。 たとえば「09~」とかけたい場合なら、「0」は0の場所に指を置き、そのまま時計回りにストッパーまで指をかけたまま回します。その後ダイヤルから指を離し元の位置に戻したら、次は「9」の位置に指を置き、時計回りにストッパーまで回す……これを「090~」と順番に番号の最後まで繰り返します。昔の人ってめっちゃ面倒なことしていたんですね。


Page 2

スマートフォンとBluetooth接続した状態であれば、スマホから電話をかけても、前述のようにダイヤルで電話番号を回しても、どちらでも電話をかけることができます。相手の声は黒電話の受話器から聞こえます。接続した状態で相手から電話がかかってくると、黒電話が「ジリリリリ……」と昔ながらの呼び出し音で鳴るのも懐かしい気持ちになります。 LINE通話にも対応していました!ただし、実際に通話をしてみて感じたのは、タイムラグが1秒ほどあるということ。相手がしゃべってからこちらの受話器に声が届くまでに1秒ほど時間がかかり、それが若干ストレスになる恐れはあると感じました。

もうひとつはスピーカーとしての使い方です。接続した状態でスマートフォンで音楽をかけると、黒電話から音が出ます。 音は底面の丸い部分から出るので、置いた状態で使用すると若干音がこもるのは致し方ないかな……。まぁ厳密に音質にこだわる方は使用しないと思いますが。少し高さを出した置き方をすればこもるのは軽減されます。 通話・スピーカーともに、使い心地は決してパーフェクトではありませんでしたが、そもそもの商品の目的は「エモ」を享受すること。インテリアとして置いておくだけでもかわいいです。 もちろん置物に5,000円は贅沢品すぎると考える方も多いと思いますが……なかなかこれだけリアルな黒電話も入手できませんし、置いておけば遊びに来た人から「なにこれ?!」と話題になると思いますよ!

MonoMaxWeb編集部

関連記事: