量子力学100年の年に満を持して開催! 国立科学博物館の企画展「量子の世紀」が面白すぎる!
● いよいよ第II部「量子力学の挑戦」へ 第I部で量子力学が難産学問だということがわかったところで、応用編に向かいます。 第II部のパネルをさて読むぞと思った時。 何かが目に入りました。 右下にご注目ください。 超可愛い猫の口がありえないくらい光っています。 これ実際に見ると何色にも色が変化していました。 気になりすぎて首を傾げまくっていたら、優しい展示員さんが「この後その猫の秘密がわかりますよ」と。 ● アインシュタインは「不気味」だと言う 順番通りに見ようと思ったのですが、どうしても口が光る猫が気になり、その秘密がわかる展示にすぐ向かってしまいました。 なんと口が光る猫たちは「量子もつれ」を教えてくれる猫たちでした。 量子もつれの状態では、一方の状態の観測が、離れた場所にある他方の状態を即座に決めているように見える。 アインシュタインはこれを「不気味な遠隔作用」と呼んだ。 量子の片方を観測すると、離れた状態の量子の状態もすぐ決まる……? わかるようなわからないような気持ちで口が光る猫たちを「観測」してみました。 するとなんと! 先ほどまでは色とりどりに光っていた猫たちの口の色が勝手に決まってしまったのです! これはぜひ体感してみてほしい…! でも一人だと難しいので、できれば誰かをお誘い合わせの上やってみてもらえると嬉しいです。 (もしかしたら展示員さんが手伝ってくれるかもしれません…!) ● 「量子ビット」の展示がすごい! そして、特に感動した「量子ビット」の展示! なんと「色」で量子ビットがわかるんです! ビットの仕組みが、赤・緑・青の3ビットとその組み合わせ(合成)で解説されていました…! タブレットを使って感覚的に「量子ビット」の状態がわかってしまう。 そんな展示、生まれて初めて見ました。 ずっとタブレットで色々な重ね合わせを試しては、色々な色を作り出していました。 これもぜひ会場にいって体感してほしい……!