トントントントン…早朝に窓をたたく音 カーテンの向こうに"裸足"の女性 母娘「とっさの判断」と連携プレーに感謝状
まだ薄暗い夏の早朝。もしあなたの家の窓を、見知らぬ誰かが叩いていたら――。長崎県大村市で先月、早朝の庭に現れた『見知らぬ人物』を保護し、命の危機から救った母親と2人の娘に感謝状が贈られました。 【写真を見る】トントントントン…早朝に窓をたたく音 カーテンの向こうに"裸足"の女性 母娘「とっさの判断」と連携プレーに感謝状 ■トントントン…早朝にひびいた音 事態が起きたのは、8月7日の午前5時頃のことでした。長崎県大村市に住む市職員・中山玲奈さんの自宅に、突如誰かが窓をノックする音が響きました。 「リビングの窓を『トントントントン』と叩く音がしたんです。最初は何か当たっているんだろうなと思って、二度寝してしまって…」 しかし「トントントントン…」音は続きます。さらに、飼い犬が必死に吠え始めました。それはただの「ワンワン」という鳴き声ではなく、明らかに「人がいる気配」を感じ取った激しい吠え方でした。 異変を感じた中山さんがおそるおそるカーテン越しに外を覗くと、そこには1人の女性の姿が―。 ■「葬式に行く途中で…」 窓の外には、高齢の女性がひとり立っていました。女性はパジャマ姿で、足元をみると裸足でした。 「とにかく怖かったです…。普通なら『帰ってください』と言ってしまう状況ですよね…」 見知らぬ人が早朝の庭にいる恐怖。中山さんは、窓を閉めたまま女性に話しかけました。会話を続けている中で、中山さんは女性の言葉に違和感を覚えたと言います。 「『お葬式に行く途中にムコと離れた』と言われたんです…。こんな時間帯にするようなことではないですし、その単語が出てきたことで『これはおかしい…保護しなければ』と思いました」 ■寝起きの娘たちに託された「重要なミッション」 この日は、朝からむせ返るような暑さでした。中山さんは恐怖を振り払い、女性を自宅の玄関へと招き入れ、すぐに警察へ通報しました。 しかし、ここで一つの問題が生じます。到着する警察官を外へ出て誘導する間、女性をどうするか…。いなくなったらどうしよう。女性は玄関で寝始めていましたが、一人にしておくのは危険です。