マクロン氏、15歳未満のSNS禁止推進へ 学校刺殺事件受け

 6月10日、フランスのマクロン大統領(写真)は、フランス東部で学校職員が14歳の生徒に刃物で刺されて死亡した事件を受け、15歳未満のソーシャルメディア(SNS)の利用を禁止する欧州連合(EU)の規制を推進する考えを示した。写真は9日、ニースで代表撮影(2025年 ロイター)

[パリ 11日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は10日、フランス東部で学校職員が14歳の生徒に刃物で刺されて死亡した事件を受け、15歳未満のソーシャルメディア(SNS)の利用を禁止する欧州連合(EU)の規制を推進する考えを示した。公共放送フランス2のインタビューで述べた。

若者の暴力の一因にSNSがあるとの見解を示し、SNSの使用制限に関するEUの規制について、数カ月以内に結果が出ることに期待を示した。

その上で「もしそれがうまくいかなければフランスで始める。待ってはいられない」と語った。

またXへの投稿で、こうした規制は専門家からも支持されていると指摘し、「(SNSの)プラットフォームは年齢を確認する手段を持っている。それを使うべきだ」と訴えた。

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