「プレイボーイ」創業者の妻、亡き夫の財団への調査要求 露骨な写真含むスクラップブックの所持疑惑巡り

記者会見を開いた弁護士グロリア・オールレッド氏(左)とプレイボーイ創業者故ヒュー・ヘフナー氏の妻だったクリスタル・ヘフナーさん=17日/Frederic J. Brown/AFP/Getty Images

(CNN) 米男性誌「プレイボーイ」の創業者、故ヒュー・ヘフナー氏の妻だったクリスタル・へフナーさんが、亡き夫の財団に対する調査を求めていることが分かった。クリスタルさんの主張によると、財団は女性たちの機微な情報や露骨な写真を多数含むヘフナー氏の私的なスクラップブックや日記を所持しており、中には「おそらく」未成年のものもあるという。

女性の権利擁護を専門とする著名な弁護士、グロリア・オールレッド氏が17日に開いた記者会見で明らかにされた。オールレッド氏は、クリスタルさんが「ヒュー・ヘフナー財団」を相手取って2州で起こした規制当局への申し立てでクリスタルさんの代理人を務めている。

クリスタルさんの見方では、ヒュー・ヘフナー財団は故人の私的なスクラップブックを約3000冊所持しており、性的行為や親密な場面を含む何千枚ものヌード写真が保存されているという。

クリスタルさんは「こうした資料の時期は1960年代から数十年間に及ぶ。当時未成年で、自分たちの写真の保管や管理の方法について同意する能力を持たなかった少女たちの写真が含まれている可能性がある」と語った。

そのうえで、「そもそも撮影に同意していなかった女性たちの写真が含まれている可能性もある」と言い添えた。

オールレッド氏によると、一部の写真は女性たちが酩酊(めいてい)した状態で撮影された可能性がある。

クリスタルさんは「私が言及している写真は雑誌に掲載されたものではない、という点を皆さんに理解してもらうことが極めて重要」「問題にしているのは、ヒュー・ヘフナー氏の個人的なスクラップブックが、密室で起きたプライベートな瞬間をどう記録に残しているのかという点だ」と訴えた。

オールレッド氏は写真の取り扱いや保管方法について調査を求めるため、ヘフナー氏が居住していたカリフォルニア州と、財団の本部があるイリノイ州の司法長官事務所に申し立てを行った。写真が流出する可能性を防ぐ取り組みだという。

オールレッド氏は記者会見で、規制当局への2件の申し立ての写しを示した。CNNはオールレッド氏の事務所とカリフォルニア州司法長官事務所にコメントを求めている。

イリノイ州司法長官事務所の報道担当者は、申し立ては受理しており、現在検討中だと述べた。

ヒュー・ヘフナー財団はコメント要請に応じていない。CNNはクリスタルさんの退任や主張について、財団の職員や理事会に問い合わせている。

公式ウェブサイトによると、ヒュー・ヘフナー財団は慈善団体で、「合衆国憲法修正第1条や合理的な性・薬物政策を特に重視しつつ、公民権や自由を擁護する現代のパイオニアを支援して資金提供する」活動を行っている。

記者会見では、オールレッド氏やクリスタルさんの主張を裏付ける証拠は示されなかった。

クリスタルさんは「これはお金の問題ではない。私が求めているのは尊厳と安全であり、慈善の名の下に搾取が続くことがないよう、同意を伴わない親密な資料を破棄することだ」とコメント。「何千人もの女性が影響を受ける可能性がある。これは公民権の問題。女性の体は所有物でも、歴史資料でも、収集品でもない」と訴えている。

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