6K映像を撮影可能なDJI製ドローンのフラッグシップモデル「DJI Mavic 4 Pro」外観レビュー、ハッセルブラッドのカメラを搭載&最大512GBのストレージを内蔵
DJI製ドローンのフラッグシップモデル「DJI Mavic 4 Pro」が2025年5月13日に発売されました。DJI Mavic 4 ProにはHasselblad(ハッセルブラッド)ブランドの1億画素カメラを含む3眼カメラシステムが備わっており、6K・60fpsや4K・120fpsでの動画撮影に対応しています。そんなDJI Mavic 4 ProがGIGAZINE編集部に届いたので、まずは外観を詳しくチェックしてみました。
DJI Mavic 4 Pro - 宙から紡ぐ物語 - DJI
https://www.dji.com/jp/mavic-4-pro◆開封
今回はDJI Mavic 4 Proに大画面タッチパネル付きコントローラー「DJI RC Pro 2」やバッテリー充電ハブなどがセットになった「DJI Mavic 4 Pro 512GBクリエイターコンボ」をDJIから借りました。箱の中にはショルダーバッグが入っていました。
ショルダーバッグの中にはDJI Mavic 4 Pro本体や付属品が収納されています。
ショルダーバッグの中身を全部出すとこんな感じ。左上から順にDJI Mavic 4 Pro、DJI RC Pro 2、バッテリー充電ハブ、240W電源アダプター、電源ケーブル、USB Type-Cケーブル、説明書類です。ほかに、黒い小箱と白い小袋もありました。
黒い小箱には各国のコンセント形状に対応した電源ケーブルが入っていました。
また、白い袋には予備のプロペラが8個入っていました。
◆DJI Mavic 4 Pro DJI Mavic 4 Proは折りたたんでカバーを付けた状態で収納されていました。
折りたたんだ状態の寸法は長さ257.6mm×幅124.8mm×高さ106.6mmで、カバーとバッテリーを含めた重さは実測で1109gです。
カバーを外すとこんな感じ。
4本の脚も展開しました。展開時のプロペラを除く寸法は長さ328.7mm×幅390.5mm×高さ135.2mmです。
DJI Mavic 4 Proを展開する様子を動画で記録してみました。
高性能ドローン「DJI Mavic 4 Pro」を展開する様子 - YouTube
天面には全方向ビジョンシステムに使われるセンサーを配置。このセンサーで障害物を認識して衝突を回避できます。
正面には「Hasselbladカメラ(メインカメラ)」「中望遠カメラ」「望遠カメラ」からなるジンバル機能付き3眼カメラシステムが搭載されています。Hasselbladカメラのセンサーは4/3型CMOSで、有効画素数は1億画素。中望遠カメラのセンサーは1/1.3インチCMOSで、有効画素数は4800万画素。望遠カメラのセンサーは1/1.5インチCMOSで、有効画素数は5000万画素です。Hasselbladカメラでは6K・60fpsの映像を撮影可能です。
左側面はこんな感じ。後方の赤枠で囲った部分にバッテリーバックル(バッテリー取り外しボタン)が付いています。
右側面にもバッテリーバックルがあります。
バッテリーを外してみます。まず、両側面のバッテリーバックルを押し込みます。
あとはスルッと引き出せばOK。バッテリー容量は6654mAhで最大飛行時間は51分です。
後方には電源ボタンが配置されています。
電源ボタンの上部にあるカバーの下にはmicroSDカードスロットとUSB Tyepe-Cポートが隠れています。DJI Mavic 4 Proにはストレージが内蔵されており、microSDカードを用意せずとも動画や写真を保存可能。ストレージ容量は通常モデルが64GBで、DJI Mavic 4 Pro 512GBクリエイターコンボの場合は512GBです。
裏面には全方向ビジョンシステム用のセンサーや補助ライト、3D赤外線検知システムが埋め込まれています。
◆バッテリー充電ハブ これはDJI Mavic 4 Pro 512GBクリエイターコンボに付属するバッテリー充電ハブです。充電ハブにはバッテリーを3個セット可能で、あらかじめ2個のバッテリーがセットされていました。DJI Mavic 4 Pro本体にもバッテリーが1個セットされているので、合計3個のバッテリーが最初から使えるというわけです。
側面にはUSB Type-Cポートと電源ボタンを搭載。
別売りのUSB充電アダプタと接続してバッテリーを充電できます。
バッテリー充電ハブからスマートフォンなどのデバイスに電力を供給することもできます。
反対側の側面にはMini SDCポートを搭載。
Mini SDCポートには付属の240W電源アダプターを接続できます。
◆DJI RC Pro 2 DJI RC Pro 2は7.02インチのタッチ対応ディスプレイを備えています。
ディスプレイをグッと持ち上げると操作スティックやボタンが現れます。
ディスプレイがどんな感じに動くのか分かりやすいように動画を撮影してみました。ディスプレイを持ち上げるとスリープ状態が解除されて点灯します。
DJIの大型ディスプレイ付きコントローラー「DJI RC Pro 2」を展開する様子 - YouTube
こんな感じに大きな画面を確認しながら操作可能。
ディスプレイを縦向きにすることもできます。
DJI RC Pro 2の重さは実測で741g。コントローラーとしては重めです。
DJI Mavic 4 Proの公式オンラインストアでの価格は標準構成が税込27万7200円、追加バッテリーや充電ハブが付属する「DJI Mavic 4 Pro Fly Moreコンボ」が35万5850円、内蔵ストレージが512GBになってDJI RC Pro 2も付属する「DJI Mavic 4 Pro 512GBクリエイターコンボ」が税込49万7860円です。また、Amazon.co.jpでも公式オンラインストアと同じ価格で売られています。
DJI Mavic 4 Proを実際に飛ばすレビュー記事を後日公開予定です。 <つづく>
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