この夏、順調な仕上がりを見せる大阪桐蔭!逸材揃いのベンチ入りメンバーを徹底紹介!|記事一覧|高校野球ドットコム
2年連続甲子園出場を狙う大阪桐蔭。この夏、ベンチ入りした主な主力選手について紹介していきたい。
【投手】不動の4枚看板は全国随一の力量
今年は5投手がベンチ入りしたが、その中でも、中野 大虎投手(3年)、森 陽樹投手(3年)、佐井川 湧牙投手(3年)、吉岡 貫介投手(2年)の4枚看板の力量は全国随一だ。
中野の140キロ中盤の速球は伸びがあり、変化球の精度、クイック、フィーディングも高水準。6月に行われた富山招待試合、強豪校との練習試合でも好投を見せている。今大会も重要な場面で任されそうだ。森はまだ制球力で課題がありながらも、150キロオーバーの豪速球、130キロ台のフォークで圧倒する。
東海大相模、日本体育大との練習試合で先発して実戦力を磨いてきた。森も先発としての役割が期待される。
吉岡は関東第一との親善試合で5回無失点の好投。最速147キロのストレートは中野、森にひけをとらないものがある。この夏が公式戦デビュー。6月の招待試合、親善試合で見せた投球ができれば、3年生投手陣の負担を軽くさせる存在になりそうだ。
佐井川はベンチ入り投手した投手では一番打たれにくい要素を持った本格派左腕。脱力した投球フォームから繰り出す140キロ前半の速球は伸びがあり、高確率で空振りが奪える。主に中継ぎでの起用となっている。この4人のほかには石原 慶人投手(2年)がベンチ入りした。石原は右サイドから140キロ近い速球を投げ込む。
【野手】6月の練習試合で変動あり
6月は招待試合含め、横浜、関東第一といった強豪校と練習試合を行い、野手たちの競争も激しいものとなった。
不動なのは、堅守のショート・宮本 楽久内野手(3年)、俊足センター・畠中 健太外野手(3年)、正捕手・増田 湧太捕手(3年)の3人。守備面での貢献度も非常に高く、攻守でキーマンとなっている。打撃技術の高さでは左打者の中でもNO.1の内海 竣太外野手(2年)もいる。
春の公式戦まで代打中心だった藤田 拓志外野手(3年)は打撃好調で、背番号3を掴み取った。これまで外野手だったが、6月以降の練習試合では4番ファーストでの起用が続いている。豪快なフルスイングが光る右のスラッガーだ。本田 翔輝捕手(3年)はU-12代表経験者で、6月以降、スタメン出場も増えている。上田 真聖外野手(3年)は背番号18ながら、強肩強打を披露するライトで、関東第一戦で力強い打球が光った。
近畿大会では東洋大姫路にコールド負けを喫したが、練習試合では強豪相手に勝利を収め、順調な仕上がりを見せている大阪桐蔭。大阪大会では“さすがの強さ”を見せることができるか注目だ。
<夏の大阪大会ベンチ入り選手>
1 中野 大虎投手(3年)
2 増田 湧太捕手(3年)
3 藤田 拓志外野手(3年)
4 桑元 信祐内野手(3年)
5 古門 翔太捕手(3年)
6 宮本 楽久内野手(3年)
7 須貝 蒼外野手(3年)
8 畠中 健太外野手(3年)
9 内海 竣太外野手(2年)
10 森 陽樹投手(3年)
11 佐井川 湧牙投手(3年)
12 本田 翔輝捕手(2年)
13 吉野 颯真内野手(3年)
14 吉岡 貫介投手(2年)
15 中西 佳虎外野手(2年)
16 藤田 大翔捕手(2年)
17 黒川 虎雅内野手(2年)
18 上田 真聖外野手(3年)
19 石原 慶人投手(2年)
20 今城 翔馬内野手(3年)