兵庫県議に誹謗中傷メール1万件 「ごみ野郎」1分間隔で送信 きっかけはSNS投稿か
メールの受信ボックスに並ぶ「自殺」という文字。被害を訴えるのは兵庫県の丸尾牧県議です。 誹謗中傷が始まったきっかけは、斎藤知事を追求するジャーナリストが殺害予告を受けた事案に、丸尾県議がSNS上でコメントしたことでした。 百条委員会元委員 丸尾牧県議 「これは明らかな脅迫で、警察がすぐに動くべきですね(と投稿した)」 すると、投稿の翌日から丸尾県議に、大量のメールが送られてきたといいます。 丸尾県議 「“お前もとっとと自殺しろよゴミ野郎”“お前も県民局長みたいに自殺しろよ”。(メールの)タイトルは今の文言で、メッセージの(本文)のところは『早く早く』と」 送信元は同一のアドレス。受信時間を見るとおよそ1分おきに届き、その件数は、先月31日から5日までの6日間で7500件に上るといいます。 丸尾県議 「心理的にしんどいですね、気持ち悪いですし。四六時中、頭から離れないのは事実で、電車のホームでは前の方に立たない、事務所も実はシャッターを閉めてるんですね」 さらに、百条委員会の委員長を務めた奥谷謙一県議にも、2日以降、「おまえも鉈(なた)で襲われとけパワハラ野郎」などという文章とともに、奥谷県議の事務所の住所が記載されたメールが2500件以上届いているといいます。
3日、定例会見に臨んだ兵庫県の斎藤元彦知事は県議への誹謗中傷問題について問われ、「それは人の心を傷つけて、時には命を奪うということがある。ぜひ利用される方は冷静かつ適切な使い方を心がけていただきたい。そして心ない発信を行わないということを改めて申し上げたい」と話しました。 また、第三者委員会による「パワハラ認定」への見解や自らの対応について、斎藤知事は「真摯に受け止めて謝罪をさせていただきました。襟を正して職務、風通しの良い職場づくりに向けて、職員一丸となって組織づくりをしていくことが私の責任の取り方と考えています」と話し、一貫してこれまでの主張を展開しました。 「自らを処分しないのはダブルスタンダードでは?」「パワハラを認めるならば道義的責任があるのでは?」などと質問が相次ぎますが…。 斎藤知事 「繰り返しになりますけども…若干繰り返しになるかもしれないですけども…」 記者 「知事、知事、申し訳ないですけど、同じ言葉を繰り返すのはお願いですからやめて下さい」 斎藤知事 「それが私の答えですので。ご理解いただきたいと思います。(何度)聞かれたとしても、同じことを答えさせていただきます」 今後も考えは変わらないことを繰り返し強調しました。 (「グッド!モーニング」2025年4月6日放送分より)
テレビ朝日