「日中が戦争になったら…」 緊張の中で続くささやかな交流
毎日新聞 2026/8/17 06:00(最終更新 8/17 15:03) 有料記事 2695文字
緊張する日中の間で
「中国と日本が戦争になったら、俺たちどうなると思う?」
埼玉県川口市の団地で暮らす張偉さん(30)=仮名=は、リモートワーク中の昼休み、中国人の隣人とたばこを吸いながら、そんな話になった。昨年11月、台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁により緊張が高まっていた頃だった。
「強制送還されるのかな」
「収容されるかもね」
冗談半分、本気半分。そこまで深刻に心配したわけではなかったが、2018年10月に来日して7年余り、国家間の不協和音が初めて生活に結びついた。
<主な内容> ・パンダをつけるのが怖い ・外交問題の解決にならなくても ・伸びない親近感
シリーズ<揺らぐ「平和」>を8月下旬まで毎日更新します。18日は、「反核・非核が響かない」
中国東北部で暮らした高校時代、学校で教わる政治の理念と実際の社会との隔たりに疑問を持つようになった。
大学で日本語を専攻し、卒業後に来日。中国では触れにくかった体制批判などに接し、日本国籍取得も考えるようになった。
その直後に緊迫化した日中関係。外国人政策の厳格化も進み、今年4月には国籍取得に必要な居住期間が原則5年以上から10年以上へと引き上げられた。「もっと早く申請しておけばよかった」と悔やむ。
パンダをつけるのが怖い
東京都内で暮らす中国人留学生の祝建さん(27)=仮名=もまた、日中関係に影を感じる。
「バッグにつけていたパンダのマスコットを外しました。中国人だと分かる物は身につけない方がいいと思…
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