「通話し放題プラン」でも「ナビダイヤル」は「別料金」がかかる!? 仕組みと通話料は?

ナビダイヤルは0570+6桁の番号を使用し、企業や団体が顧客とのコミュニケーションを効率化する電話サービスを指すようで、企業のコールセンターやお問い合わせ窓口、チケットの受付などにおいて利用されることが多いとされています。 企業が全国に複数の拠点を持っている場合でも、1つの番号が使われるため、利便性が高まる可能性があるといえるでしょう。 ■ナビダイヤルへ電話すると、別料金がかかる? 携帯電話では、通話し放題のプランが普及していますが、一般的にナビダイヤルへの通話料は通話し放題プランには含まれていないようです。これは、ナビダイヤルが携帯電話や固定電話からの通話とは異なる、独自の料金体系を持っているためだといわれています。 ナビダイヤルはNTTコミュニケーションズ株式会社のサービスであるため、料金設定権は、キャリア各社にはありません。 そのため他社が提供するサービスであるナビダイヤルは、各キャリアの通話し放題の範囲外となり、別料金が課されることになっているのです。 ■ナビダイヤルの料金体系 NTTコミュニケーションズによると、ナビダイヤルの通話にかかる料金は、携帯電話からの場合20秒あたり11円(税込み)となっており、例えば10分間話した場合の通話料は330円となります。固定電話からの発信は180秒(3分)あたり9.35円(税込み)です。

ナビダイヤルの通話料をできる限りおさえるには、フリーダイヤルでアクセスする、あるいは固定電話からかける、ナビダイヤル以外の方法がないか確認するといった方法が考えられるでしょう。 企業などでは顧客からのお問い合わせ窓口として、フリーダイヤルを用意している可能性があります。フリーダイヤルであれば利用者は通話料の負担はないとされています。 ただし、携帯電話からはかけられないケースがあるため注意が必要です。ナビダイヤルしかない場合は、携帯電話からかけるのに比べて、固定電話からかける方が通話料をおさえられる可能性があるでしょう。 また、多くの企業では電話以外にメールやチャット、お問い合わせフォームなどを利用して問い合わせに対応している場合があります。電話よりも回答に時間がかかる可能性が高くなりますが、電話で直接担当者と話さなくてもよい場合や時間に余裕がある場合は、電話以外の方法を利用してもよいでしょう。

携帯電話の通話し放題プランを契約している場合でも、ナビダイヤルの番号にかけた分の通話料は別に計算されるようです。 高額請求を避けるには、ナビダイヤル以外の連絡手段がないかを調べてみましょう。代替手段を利用することで、通話料をおさえられる可能性があります。メールやチャットなどのアクセス方法があれば、それらを検討するのもよいでしょう。 連絡手段としてナビダイヤルを利用する場合は、特徴と料金をふまえたうえで、上手に活用していきましょう。 出典 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 ナビダイヤル 料金 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルフィールド編集部

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