中国副首相が米財務長官と会談、対中関税に懸念 対話継続で一致
ベッセント米財務長官と中国の何立峰副首相(写真)は21日、ビデオ会談を行った。中国国営メディアによると、何氏は米国の対中関税や貿易制限に懸念を表明した。1月撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[北京/ワシントン 21日 ロイター] - ベッセント米財務長官と中国の何立峰副首相は21日、ビデオ会談を行った。両政府によると、何氏は米国の対中関税や貿易制限について、ベッセント氏は中国の「不公平な政策」についてそれぞれ懸念を表明した。
中国国営メディアによると、両氏は米中経済関係における重要問題を巡り「踏み込んだ」意見交換を行い、米中間の経済・貿易関係の重要性を認識した上で、双方が関心を持つ問題について対話を継続することで一致した。
米財務省は、ベッセント長官が何氏に対し「中国の麻薬対策、経済の不均衡、不公平な政策について深刻な懸念を表明し、米国の経済、労働者、国家安全保障を守る貿易・経済政策を追求するという政権の決意を強調した」と発表した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab