米政府がデューク大調査、人種差別の疑い 助成金凍結の可能性も

 トランプ米政権は、人種差別の疑いでデューク大学とデューク・ロー・ジャーナルに対する調査を開始した。調査結果次第では、他の一部大学ど同様、連邦政府による助成金凍結の危機に直面する可能性がある。写真は米教育省のロゴと国旗。4月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ワシントン 28日 ロイター] - トランプ米政権は、人種差別の疑いでデューク大学とデューク・ロー・ジャーナルに対する調査を開始した。調査結果次第では、他の一部大学同様、連邦政府による助成金凍結の危機に直面する可能性がある。

政府は28日、デューク・ロー・ジャーナルの編集者選考がマイノリティー出身者を優遇しているかどうかを調査すると発表した。

教育省は「調査は、デューク大学がロー・ジャーナルのメンバー選考の際、人種、肌の色、出身国といった要素を勘案することによって、差別を行っているとの最近の報道に基づいている」と説明した。

マクマホン教育長官とケネディ厚生長官は「デューク大学の採用、入学、奨学金の決定において人種による優遇措置が用いられている」とする書簡を同大学の指導部に送った。

この書簡は、デューク大学に対し、その方針を見直し、「デューク大学と連邦政府が、デューク大学の公民権侵害の疑いの相互解決に向けて迅速に動けるよう、デューク大学理事会から権限を委譲された」委員会を設置するよう求めた。デューク大学はコメントしていない。

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Kanishka Singh is a breaking news reporter for Reuters in Washington DC, who primarily covers US politics and national affairs in his current role. His past breaking news coverage has spanned across a range of topics like the Black Lives Matter movement; the US elections; the 2021 Capitol riots and their follow up probes; the Brexit deal; US-China trade tensions; the NATO withdrawal from Afghanistan; the COVID-19 pandemic; and a 2019 Supreme Court verdict on a religious dispute site in his native India.

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