[続報・追記] 『シージエックス』BlackRay選手が8月6日に処分保留のうえ釈放、運営企業ブロードメディアが公式声明

追記 2025/08/07：ブロードメディアeスポーツ株式会社さんからの情報を追加

2025年7月、Ubisoftの『Rainbow Six Siege X（レインボーシックスシージエックス）』のプロ競技シーンにて活躍していた、プロチームCAG Osakaの元所属選手「BlackRay」こと長谷川翔容疑者（24）の逮捕が報じられシージファンの間に衝撃が走った。

そして8月6日、逮捕された7名が再逮捕されたことがNHKや朝日新聞により報じられた。報道によると長谷川容疑者の再逮捕にしか見えないが、これに対してCAG Osakaの運営企業であるブロードメディアeスポーツ株式会社は8月7日にリリースを掲載。

長谷川容疑者は8月7日に「処分保留のうえ釈放された」旨を明らかにしている。またEAA!!にも直接、同氏は「再逮捕された人に含まれない点」を強調している。

当社が運営するチーム「CAG OSAKA」に所属していた「BlackRay」元選手が、逮捕監禁致傷に関与した疑いで逮捕されたことについて、日頃より応援してくださるファンの皆様、スポンサー各社の皆様、および関係各所の皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

チームとしての活動と全く関係性がないところで発生した事案でありますが、当社は本件を重く受け止め、すでにご報告しております通り、2025年7月18日付けで同元選手との契約を解除しております。その後、2025年8月6日に同元選手は処分保留にて釈放されましたのでご報告いたします。

今後とも健全なチーム運営に努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ブロードメディアeスポーツ株式会社

　捜査1課によると、7人の再逮捕容疑は、1月28日午後7時半ごろから29日午前1時ごろ、共謀し、板橋区のトランクルームなどで、大城容疑者が仕事を通じて知り合った30代男性を複数回殴るなどしたうえ、現金約85万円と高級腕時計や商品券、スマートフォンなど計111点（時価総額計318万円）を奪ったというもの。

NHKおよび朝日新聞など各社は「長谷川容疑者を含む7名が再逮捕された」旨を報じており、今回のブロードメディアeスポーツ株式会社のリリースと相違がある。

なお「処分保留」とは、事件の捜査はまだ終わっておらず、検察官は起訴するかどうかをまだ決めていない段階らしい。身柄は解放されるものの、当該事件の捜査は継続する（今後の捜査により、不起訴、後日起訴、再逮捕いずれも有り得る）。もし不起訴の流れであれば我々ファンにとっては良い情報となるが、続報を待ちたい。

事実関係を整理するなかで、EAA!!はブロードメディアの担当者の方から直接少しだけ説明をいただくことができた。詳細は不明だが、大まかな流れは以下のようになるようだ。

7月17日：長谷川元選手含む7名が逮捕報道、後に2名追加で逮捕された模様
8月6日：7名が再逮捕と報道
8月7日：長谷川元選手は「処分保留のうえ釈放」とCAGが発表（再逮捕に含まれない）

この事件で、現時点までに逮捕された正しい人数は計9人らしい。この追加の2名が混乱の原因だと推察される。上述の通りNHKおよび朝日新聞の一部報道では「7人」とされていたが、ブロードメディアの話によると、その後さらに2人が追加で逮捕されたという。そこで更に調べたところ、毎日新聞の8月6日付けの記事には「9人」とあり、辻褄が合ってきた。

そしてこの9人のうち7人が、8月6日に再逮捕された。ブロードメディアによると、同日にこのうち2人が釈放されており、長谷川元選手はこの2人に含まれるという長谷川元選手は、逮捕はされて処分保留中ではあるものの「強盗容疑での再逮捕はされていない」。その点をブロードメディアは強調した。

本事件の捜査は継続中であり、警視庁によると9人以外にも関与した人物がさらにいる可能性があると報じられている。しかし少なくとも長谷川元選手については説明が得られたことで、状況のさらなる悪化を防ぐことができそうだ。長谷川元選手も自身のXで謝罪。同時にこの投稿をもって、釈放されたことを裏付けている。