PS Portalに有機ELモデル登場? 新型PSPまでの“繋ぎ”か

Image:SIE

ソニーが次世代据え置き機PS6(仮称)と並行して、PS5ソフトが動作する携帯ゲーム機、通称「新型PSP」を開発中と噂されるなか、携帯リモートプレイ端末「PlayStation Portal」の有機ELモデルに関する噂が報じられています。

リーカーのZuby_Tech氏がX(旧Twitter)に投稿した情報によると、有機ELディスプレイと120Hzリフレッシュレートを備えた改良モデル、いわゆる「PlayStation Portal Pro」をソニーが開発している可能性があるとのことです。もっとも、これはソニーが確認した情報ではなく、あくまで未確定の噂に過ぎません。

Zuby_Tech氏はPlayStation関連のリーク情報を頻繁に投稿するアカウントで、過去には当たり外れがあります。ただし、PlayStation Portalが正式発表前に「Project Q」と呼ばれていた時期には、画像や動画をいち早くリークしており、その一部は後に実物と一致していました。

今回のリークが事実であれば、現行モデルの液晶ディスプレイからは大きな進化となります。有機ELディスプレイへの移行により、黒の締まりやコントラストの向上、より鮮やかな色表現が可能となり、PS5ゲームのストリーミング体験が一段と向上することが期待されます

この噂が注目される理由のひとつは、PlayStation Portalが最近のファームウェア更新で、PlayStation Plusプレミアム向けにクラウドストリーミング機能を追加した直後だからです。これにより、PS Plusに加入しWi-Fi環境さえあれば、自宅にPS5本体がなくてもPS5向けタイトルをクラウド経由で遊べるようになりました

さらに、昨年初めには新色の「ミッドナイトブラック」も追加されており、ソニーが同製品を一時的な試みではなく、主力製品のひとつとして位置づけている可能性は高そうです。

もっとも、現状のPlayStationクラウドストリーミングは最大60Hzまでの対応にとどまっています。そのため、端末側が120Hzに対応したとしても、サービス側が追随しなければ、その性能を十分に活かすことはできません。仮に改良型PS Portalが投入されるのであれば、それに合わせてPS Plusプレミアム側の仕様も強化される可能性はありそうです

一方で、新型PSPについては製造開始が2027年半ば、発売は2027年後半から2028年初頭になるとみられています

登場までは少なくともあと1年半ほどあり、その間、家庭用携帯ゲーム機市場はハイブリッド機であるNintendo Switch 2が事実上の独占状態となるでしょう。

ソニーとしては、その期間にPlayStation Portalを通じて「携帯機で遊ぶPlayStation」という体験を再び定着させ、将来的な新型PSPへとつなげる狙いがあっても不思議ではありません

アニメライター/ゲームライター

京都大学法学部大学院修士課程卒。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。現在はGadget GateやGet Navi Web、マグミクスで記事を執筆中。

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