レアル・マドリー、コパ・デル・レイ決勝ボイコットの可能性浮上…主審会見後にレフェリー交代を要請もRFEFが拒否

【欧州・海外サッカーニュース】レアル・マドリーは26日のコパ・デル・レイ決勝でバルセロナと対戦する。

レアル・マドリーがコパ・デル・レイ決勝をボイコットする可能性があるようだ。

26日に行われるコパ・デル・レイ決勝でレアル・マドリーはバルセロナと対戦する。ラ・リーガでバルセロナに勝ち点4差を付けられ、チャンピオンズリーグ敗退の決まった同クラブにとって、今回の“エル・クラシコ”は非常に大きな意味を持つ一戦になる。

そんな大一番を前に、リカルド・デ・ブルゴス・ベンゴエチェア氏がコパ・デル・レイ決勝を裁くことが決定。これを受け、『レアル・マドリーTV』は同氏を批判する動画を配信しており、その中でベンゴエチェア氏がバルセロナ優位の判定をしてきたなどといったことを主張していた。

そして25日に行われたプレスカンファレンスでベンゴエチェア氏は涙ながらに自身の息子が学校で父親が“泥棒”と呼ばれて泣きながら帰宅したというエピソードを語るなど、相当なプレッシャーを受けていることを明かしていた。

このプレスカンファレンスの直後、レアル・マドリーはスペインサッカー連盟(RFEF)に対して、ベンゴエチェア氏が中立的なジャッジができないという主張とともにコパ・デル・レイ決勝のレフェリーを変更するように要請した模様。しかし、RFEFはこの要請を拒んだことが伝えられている。

これを受け、レアル・マドリーは25日に予定されていたコパ・デル・レイ決勝を前にした公開トレーニングセッションやプレスカンファレンスを中止。さらに、スペイン『El Chiringuito TV』などによると、同クラブは決勝でプレーせずにマドリードに引き返す可能性もあるようだ。

同日にクラブは声明を発表し、その中で「レアル・マドリーはコパ・デル・レイ決勝のレフェリーが本日出したコメントが受け入れられないものであると考えている」と綴り、以下に続けた。

「レアル・マドリーTVのような表現の自由によって守られているメディアが出した動画に驚くべき程に集中し、決勝戦に出場する1チームに対して意図的に試合の24時間前に出されたこれらの発言は、レアル・マドリーに対するこのレフェリーの敵意と憎悪が明白であることを示している」

「さらに驚くべきことは、レフェリーの団結をほのめかす脅迫的な論調による声明が世界中の何億人もの注目を集めるフットボールのイベントの数時間前に届けられるべき公平性や客観性、公平性の原則からかけ離れた疑惑の措置や行動を発表するために使用されていることだ。事態の深刻さを考慮して、レアル・マドリーはRFEFとレフェリー団体の責任者が機関の威厳を守るための必要な措置を講じるための行動に出ることを願っている」

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