イスラエルがテヘラン攻撃、戦争終結へ交渉進展とトランプ氏主張
[カイロ/ワシントン 25日 ロイター] - イスラエル軍とイランのメディアによると、イスラエルは25日にイランの首都テヘランを攻撃した。一方、 トランプ米大統領は戦争終結に向けた交渉が進展していると述べ、15項目の計画がイランに伝えられたとの情報も出ている。
イスラエル国防軍はテレグラム投稿で、テヘラン全域のインフラを標的とした一連の攻撃を実施したと発表。イランの半国営通信社SNNによると、市内の住宅街が攻撃を受け、救助隊ががれきの中を捜索している。
クウェートとサウジアラビアは25日、新たなドローン(無人機)攻撃を撃退したと発表。クウェート当局によると、ドローンはクウェート国際空港の燃料タンクを標的とし、火災を引き起こしたが、死傷者は出なかった。
イラン国営メディアによると、革命防衛隊はテルアビブやキリヤットシュモナを含むイスラエル各地、およびクウェート、ヨルダン、バーレーンの米軍基地に対し、新たな一連の攻撃を仕掛けたと表明した。
こうした中、トランプ大統領は24日、イランが米国に対しエネルギーを巡る重大な譲歩を行ったと述べた。詳細は明らかにしなかったものの「前向きな進展」が得られたとしている。
また、米国は中東戦争終結を目的とした15項目の計画をイランに送付した。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。
イスラエルの「チャンネル12」は関係筋3人の話として、米国が15項目計画について協議するため1カ月の停戦を求めていると伝えた。
この計画にはイランの核プログラム解体、レバノンのヒズボラといった代理勢力への支援停止、ホルムズ海峡の再開が含まれるという。
イランは国連安全保障理事会と国際海事機関(IMO)に対し、同国の当局と調整すれば「非敵対的な船舶」がホルムズ海峡を通過できる可能性があると伝えた。ロイターがイラン外務省による書簡を確認した。
パキスタンのシャリフ首相は24日、米国とイランの戦争終結に向けた協議を自国で開催する用意があると表明した。
一方、米国防総省が精鋭部隊である第82空挺師団から数千人の兵士を中東に派遣する計画だと、関係筋2人がロイターに対し明らかにした。イランとの対話を目指す一方、中東地域における大規模な軍事力の増強となる。関係筋の一人によると、派遣されるのは3000人から4000人だという。
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