“難攻不落”カシマで京都が0-2から4発逆転勝利! 鹿島はJリーグ記録ストップで首位陥落
京都を率いるチョウ・キジェ監督
[4.6 J1第9節 鹿島 3-4 京都 カシマ]
J1第9節が6日に行われ、7位京都サンガF.C.は県立カシマサッカースタジアムで首位鹿島アントラーズに4-3で勝利した。鹿島はJリーグ記録のホーム連続無敗が27試合でストップ。FC町田ゼルビアに首位の座を明け渡し、3位に後退している。
本拠地でのリーグ戦通算対戦成績で12勝2分と相性のいい京都を迎えた鹿島は、前半18分に先制した。右サイドのスローインの流れからDF濃野公人が送ったクロスがクリアされ、こぼれ球を回収したMF柴崎岳がボックス内のFW鈴木優磨にパス。鈴木がキープから左横につなぎ、FWレオ・セアラが右足のシュートで仕上げた。
前半30分には左サイドのFKからキッカーのMF荒木遼太郎が右足でクロス。ファーから飛び込んだDF植田直通が落とし、レオ・セアラが右足で押し込んだ。
レオ・セアラは得点ランキング首位を快走する今季8ゴール目を奪取。そのまま鹿島が2-0で前半を折り返した。追いかける京都は後半16分に1点を返す。右サイドのハーフウェーライン付近からDF福田心之助がスルーパスを出し、ペナルティエリア右に走り込んだFW原大智がマイナスにパス。FWラファエル・エリアスを経由し、MF平戸太貴が左足でシュートを放つ。相手に当たったボールをFW奥川雅也が右足で蹴り込み、今季2点目を記録した。
さらに後半35分、自陣からボールをつなぎ、左サイドの原が右足でクロスを供給。ゴール前でマークを外したラファエル・エリアスが頭で合わせ、同点弾を奪った。後半37分には左サイドのスローインの流れからDF須貝英大が折り返し、ラファエル・エリアスが再びヘディングシュート。ゴール右に叩き込み、逆転弾を挙げた。
後半アディショナルタイム2分に鹿島FW師岡柊生の見事なミドルシュートで3-3とされた京都だったが、その3分後にラファエル・エリアスが大仕事。カウンターからペナルティエリア左で原のパスを受け、左足で豪快にネットを揺らした。
ラファエル・エリアスはハットトリックを達成し、今季6点目をマーク。京都が敵地で劇的な勝利を飾った。一方、鹿島はホームでついに黒星。今季初の2連敗となった。★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!●2025シーズンJリーグ特集データ提供:Opta※大会の公式記録と異なる場合があります