ルーキーの岩井明愛と馬場咲希が3打差9位発進 トップ15に日本勢5人
◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 初日(17日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
メジャー初戦「シェブロン選手権」を前週に控える一戦が開幕し、9アンダー「63」をマークした2022年「AIG女子オープン」(全英女子)覇者のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)とツアー未勝利のリュー・ヤン(中国)が首位発進を決めた。
12人が出場する日本勢は、6アンダー「66」で回ったルーキーの岩井明愛と馬場咲希が6アンダーの9位で最上位につけた。ともに7バーディ、1ボギーの「66」でプレー。馬場は3連続バーディで締めくくり、全体的に伸び悩んだ午後スタート組から首位に迫った。
「ショットが全体的に良かった」という馬場のパーオン率は88.9%(16/18)を記録。対してグリーン上のプレーは好調とはいかず、「パターの入らない感じがあの3パットで出てしまった」という12番で初めてのボギーをたたく。それでも、14番では4m弱のパーパットを入れてピンチを回避。最後の3連続バーディフィニッシュにつなげた。
2オンに成功した16番(パー5)で5つ目のバーディを奪うと、17番(パー3)はピンそば30センチに絡めて2連続。最終18番は約4mを決めてガッツポーズを作った。「上がりがいいのはすごく良いこと。明日もしっかりショットで付けられるように頑張りたい」と笑顔で話し、午前スタートの2日目を見据えた。
岩井千怜、勝みなみ、竹田麗央も「67」とスコアを伸ばし、5アンダー15位の好発進。いずれも午前組からプレーした。
山下美夢有は「68」で4アンダー24位、2022年覇者の畑岡奈紗は「70」で2アンダー62位。西郷真央、西村優菜、古江彩佳は「71」で1アンダー81位。吉田優利は「72」でイーブンパー104位。渋野日向子は「74」とスコアを落とし、2オーバー128位で初日を終えた。
首位と1打差の3位に未勝利のフリーダ・キンハルト(スウェーデン)。2週前の前戦「Tモバイル マッチプレー」を制したマデレーネ・サーストレム(スウェーデン)、海外メジャー3勝のチョン・インジ(韓国)ら5人が通算7アンダー4位に並んだ。
大会3連覇がかかるハンナ・グリーン(オーストラリア)は3アンダー44位でスタートした。