【ボクシング】重岡優大リベンジならず、王者ジェルサレムに判定負け/ライブ詳細

<ボクシング:WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇愛知県国際展示場

前WBC世界ミニマム級王者で現同級1位の重岡優大(27=ワタナベ)がリベンジに失敗し、王座返り咲きはならなかった。

同級王者メルビン・ジェルサレム(30=フィリピン)に挑戦したが3-0判定の末、敗れた。

ジェルサレムに3-0の判定で敗れる重岡(右)(撮影・森本幸一)

開始1分間は両者とも相手の強打を警戒してほとんど手を出さず。中盤にサウスポーの重岡が左ボディーストレートを決める。ジェルサレムも武器の右ストレートを放つも重岡は外す。終了間際にジェルサレムが右強打を繰り出し、重岡も打ち返す。ほぼ互角も手数の差で重岡か。

<日刊採点 重岡10-9ジェルサレム>

ジェルサレムにパンチを放つ重岡(右)(撮影・森本幸一)

40秒すぎに重岡が右ストレートを繰り出す。ジェルサレムも右ストレートを返す。1分すぎにジェルサレムが右ボディーブロー2連発から右ストレートを顔面に決める。1分50秒すぎの接近戦は互角。終了間際にジェルサレムの右ストレートが重岡のボディーに決まる。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

30秒すぎにジェルサレムの右フックが浅く決まる。重岡は手数が減る。1分すぎにジェルサレムが右強打を振るって前進。重岡は後退して距離をとる。中盤の重岡の左アッパーはガードの上。終盤にジェルサレムのワンツーがクリーンヒット。その後、右ボディーストレートを浴びた重岡がクリンチで逃れる。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

30秒すぎにジェルサレムの右ボディーアッパーが決まる。強打を警戒する重岡は手数が少ない。1分すぎに重岡の左右ボディーブローが浅くヒット。中盤もジェルサレムの右ストレートがポンポンと重岡の顔面をとらえる。終盤に重岡の左ボディーブローが2発ヒットしたが、直後にジェルサレムの右ストレートを浴びてグラつく。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

4回終了時点の3人のジャッジの公開採点は、40-36が1人、39-37が2人でジェルサレムがリード。1分すぎに再びジェルサレムの右ストレートが決まる。重岡も左強打をボディーに打ち込む。1分50秒すぎにジェルサレムの右ストレートからのボディーブローがヒット。残り30秒、再びジェルサレムの右ストレートが決まる。終了間際に重岡も打ち返す。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

40秒すぎの重岡の左ストレートが先制打。重岡の右フックも決まる。1分すぎに重岡が連打を決めると、ジェルサレムも右ストレートから連打を打ち返す。2分、重岡の左ストレートがヒット。終盤にジェルサレムの右ストレートがカウンターでヒット。重岡が後退する。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

開始40秒はほとんどパンチの交換はなし。1分すぎに重岡が左右連打で打ち合う。ジェルサレムは冷静ガードしてに右強打を打ち返す。中盤の打ち合いで重岡がスリップダウン。2分20秒すぎにジェルサレムが重岡をロープにつめて連打。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

7回、重岡にパンチを放つジェルサレム(左)(撮影・森本幸一)

開始早々、ジェルサレムが右ストレートをヒット。40秒すぎにジェルサレムの右ボディーブローが2発ヒット。さらに2分すぎには右ボディストレートも決まる。中盤に接近戦で激しい打ち合いもジェルサレムが打ち勝ち、重岡が後退。2分20秒すぎに重岡の左フックがジェルサレムの顔面を跳ね上げる。終盤は重岡も打ち返す。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

8回終了時点の公開採点は1人が2ポイント差、1人が4ポイント差、1人が6ポイント差でいずれもジェルサレムを支持。50秒すぎから強いパンチの応酬の打撃戦に。1分50秒すぎからジェルサレムが右強打を連発して前に出る。重岡も左強打で応戦。終盤はボディーブローからの連打で重岡も見せ場をつくる。

<日刊採点 重岡10-9ジェルサレム>

9回、ジェルサレムと打ち合う重岡(右)(撮影・森本幸一)

20秒すぎに重岡が連打。ジェルサレムも打ち返す。1分すぎのリング中央でのパンチの応酬は互角。中盤に重岡の再三の左ストレートはガードにはばまれる。2分すぎにジェルサレムも右ストレートがヒットして重岡がバランスを崩す。有効打でジェルサレムか。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

10回、重岡にパンチを放つジェルサレム(左)(撮影・森本幸一)
10回、ジェルサレムにパンチを放つ重岡(左)(撮影・森本幸一)

開始からジェルサレムがジワジワと前に出てプレッシャーをかける。重岡は距離をとって右ジャブを突く。50秒すぎの接近戦での打撃戦はともに有効打なし。中盤は重岡がプレッシャーをかけて前に出るがジェルサレムのフットワークにかわされる。ともに有効打はない微妙なラウンド。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

11回、ジェルサレムと打ち合う重岡(左)(撮影・森本幸一)

ジェルサレムの右ストレートがいきなりヒット。ジェルサレムはフットワークを使ってワンツー。重岡は中盤まで手数が少ない。ジェルサレムの軽いパンチが再三ヒット。重岡も打ち返すが単発。重岡はパンチを振るって前に出るが有効打は当てられず。

<日刊採点 重岡9-10ジェルサレム>

12回、ジェルサレムと打ち合う重岡(左)(撮影・森本幸一)
12回、ジェルサレムと打ち合う重岡(左)(撮影・森本幸一)
ジェルサレムに3ー0の判定で敗れた重岡(右)(撮影・森本幸一)
ジェルサレムに3ー0の判定で敗れる重岡(右から2人目)(撮影・森本幸一)
ジェルサレムに判定で敗れ引き揚げる重岡(撮影・森本幸一)
【イラスト】重岡とジェルサレム比較表
【イラスト】重岡優大のプロ戦績
【イラスト】ボクシング世界主要団体一覧
【イラスト】ボクシングの階級リミット

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