日向坂46富田鈴花の1st写真集は「安全運転!」卒業前ラスト記者会見で語った希望と感謝(会見レポート)

富田鈴花日向坂46)の1st写真集「鈴花サーキット」が本日8月5日に発売された。これを記念した記者会見が東京・SHIBUYA TSUTAYAで開催され、富田本人が登壇した。

「SUZUKA」衣装の撮影で見た奇跡

5月21日に発売された日向坂46の14thシングル「Love yourself!」の活動をもってグループを卒業する富田。6月には卒業セレモニー、7月には初のソロライブが開催された。そんな彼女の1st写真集「鈴花サーキット」はオーストラリアのクイーンズランド州で撮影が行われた1冊。タイトルは富田の名前が三重・鈴鹿サーキットに由来していることと、“グループ卒業を前にオーストラリアを旅するロードムービー”という本作のテーマにちなんで付けられた。

オーストラリアは富田の両親が新婚旅行で訪れた地だという。「そのとき私は全然生まれていないんですけど、ここに2人がいたのかなと想像したりして、家族への思いが大きくなった撮影でもありました」と富田は撮影を振り返る。現地で500kmほどの車移動が発生したというが、高速道路や車好きで知られる彼女は「まったく苦にならず幸せな時間でした」とへっちゃらの様子だ。撮影で印象的なエピソードを聞かれると、富田はマッケンジー湖に行く際に道に迷ってしまい、なんとか到着したという出来事を語り「そういったハプニングから生まれた表情もあるので楽しんでほしいです」とアピールした。また自身がセンターを務めた楽曲「SUZUKA」の衣装で行った撮影の帰り道、街灯が日向坂46「JOYFUL LOVE」の演出でおなじみのレインボーカラーや、富田のペンライトカラーの紫色に光っていたという奇跡的なエピソードも語られた。

「鈴花サーキット」に点数をつけるなら

本書には富田が初挑戦したランジェリーカットや水着カットも収められている。これらの撮影について「緊張した?」と問われると、富田は「チームの皆さんが雰囲気作りを大切にしてくださって、まったく緊張なくいい姿を撮ってもらいたいと思って挑むことができました」と笑顔を見せた。彼女がお気に入りとして挙げたのは黒スーツ姿で街を歩くカット。自身が出演し、転機になったというミュージカル「ヴィンチェンツォ」を彷彿とさせる写真となっている。この会見のフォトセッションでは「お気に入りカットと同じ表情を」とリクエストされ、富田が照れながらも応じるひと幕もあった。また坂道グループの写真集の記者会見では恒例の「この写真集に点数をつけるなら何点?」という質問には、「ゴールド免許の“安全運転”です!」と胸を張った。

日向坂46として最後に語った希望と感謝

なお、富田にとって本日が日向坂46として活動する最後の1日。卒業後の予定が明確に決まっていないという彼女は「今、そうめんにハマっているので手延べそうめんを作ってみたり、海外に行った経験があまりないので行ってみたりしたいです。お芝居に挑戦したいとブログに書きましたが、まずはゼロから勉強をしたいです」と希望にあふれた表情でコメント。また前日に卒業の発表があった同期の河田陽菜について話題が及ぶと、富田は「個人的にここ2、3年くらいでごはんに行ったり悩みを相談したりする機会が増えて。2人ともすごく大人になったのを感じるといいますか。2人とも人生の決断ができるようなアイドル人生を歩めたのだと思うと、お疲れ様と声をかけたいです」と語り、ドライブで行ってみたい場所という質問には河田の地元の山口県を挙げた。

8年間というグループ活動を支えた両親に対してコメントを求められると、富田は「いろいろ負担をかけて申し訳ないなと思っていたのですが、こうして写真集を出させていただけて、ソロライブも最後にやらせていただいて。『やり残したことはない』と宣言できるアイドル生活になったことに両親は驚いていると思います。この発売日を迎えられたのも両親の支えのおかげです」と感謝の思いを語り「これからも迷惑かけるよ!って気持ちです」とおちゃめに笑った。

最後に富田は「“卒業写真集”と“1st写真集”、どっちにしよう?とスタッフさんと話し合って、続きがあるのかなという未来への希望を込めて“1st写真集”にしました。この写真集は私にとって価値観の変わるような、おこがましいですが、行ってよかった!と思える、幸せあふれる1冊になっていますので、皆さん“鈴花サーキット”を何周も巡っていただけるとうれしいです」と挨拶。するとスタッフから花束が渡され、「ありがとうございます!」と感激した様子で「こんなふうに優しいチームで作れた作品です」と笑顔を弾けさせた。

この記事の画像(全63件)

リンク


Page 2

関連記事: