「ショックで気が遠く…」約1500万円だまし取られ自宅を手放すことに SNS投資詐欺の巧妙な手口 被害者語る

 近年、被害が後を絶たない特殊詐欺。SNS投資詐欺で約1500万円の被害にあった女性が、読売テレビの取材に応じました。その巧妙な手口とは。 被害女性「ショックで、気が遠くなって、茫然としてて。でもよく考えたら詐欺ですね」 悔しさをにじませるのは、大阪市内に住む50代の女性。昨年から今年にかけて、約1500万円の詐欺被害に遭いました。 きっかけは、SNSに届いた1通のメッセージ。「私は日本が大好きで、1月に日本に旅行に行くんですが、おすすめの観光スポットがあれば教えてください」 台湾出身と名乗るこの人物。証券会社で投資部門に勤めていると語っていました。 1か月以上、お互いの趣味の話など、他愛もないやり取りを続けた2人。ある日、成長が見込めるという暗号資産を紹介されます。 被害女性が、この人物から紹介されたサイトに登録し、言われるがまま指定の銘柄を購入すると…。 被害女性「勝手にやっぱり増えるんですね。見た感じね。うわ~すごい増えるんやみたいな感じで」(Q:どれくらい増えていた?)「もうなんか10倍とか」 しかし、被害女性が投資の結果を見ていたこのサイト。詐欺グループによって巧妙に作られた偽物とみられています。 被害女性を信用させるために、サイト内の数字を操作し、投資が成功しているかのように見せかけていたのです。 「3000万円投資するとポイント還元率が上がるから、目指しませんか」 その人物は被害女性に対して、投資をすればするほど還元率がアップするキャンペーンがあると、更なる投資を持ちかけます。 被害女性「大きなお金ですしね。とても用意できないという形で断ったんですよ。そしたら、私(投資を持ちかけた人物)がいくらか出すから、その差額だけを埋めてって」 その後、女性のもとには、サイト上で1000万円を超える暗号資産が送られてきました。 自分宛てに大金が送られてきたことで、負い目を感じた被害女性。自身もお金を用意しなければと思い、家族と暮らす家を抵当に入れ、約900万円を用意し、入金してしまったのです。 しかしその数日後、突然、口座が凍結。被害女性は、解除のためとして約1000万円を請求されます。 被害女性「えって、もう真っ青になりますよね」(Q:ただただ驚いた?)「どうしようかと思って」 慌てて連絡した被害女性。投資を持ちかけた人物は、ここでも凍結解除のための金額の一部を、自分が立て替えると申し出ます。 女性は何とかお金を工面し、600万円を支払いましたが、結局、口座の凍結は解除されず、詐欺と気が付きました。 被害額は総額1500万円。被害女性は借金を返すことができず、家族と住んでいた家を手放すことになります。 被害女性「掃除とかもちょっとずつしていくと、やっぱり愛着があるなっていうのが分かってくるんですね。悲しいなっていう思いがします」

 被害女性は、大阪府警に被害届を提出し、現在も捜査が続けられています。

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