浦和MF金子拓郎がJリーグ処分受け声明「二度と同じ過ちを繰り返さぬよう」クラブ独自処分+報酬一部返納、22日からチーム合流へ
副審に対する反スポーツ的行為でJ1リーグ戦4試合の出場停止と罰金40万円の処分が下された浦和レッズMF金子拓郎が21日、クラブを通じて声明を発表した。 金子は「この度は、私の試合における不適切な行為により、ご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「サッカーファミリー、そして浦和レッズの一員として、スポーツマンシップの精神を欠く行為をしてしまったことは、子どもたちをはじめとする人々の模範を示すべきプロサッカー選手として決して許されることではなく、自分自身の未熟さを痛感していますし、後悔の念を抱いています」と心境を伝えた。 また「本日、Jリーグ規律委員会から4試合の出場停止処分が通達されました。この処分を真摯に受け止め、この出場停止期間中、自らの行動を深く見つめ直し、プロサッカー選手としての自覚と責任を再確認していきたいと思います。二度と同じ過ちを繰り返さぬよう自分自身を律し、もう一度、応援してもらえる選手になれるよう精進して参ります」と伝え、「改めまして、審判団の皆様、ファン・サポーターの皆様、チームメート、クラブスタッフ、対戦相手の横浜F・マリノス様など、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と重ねて謝罪した。 金子は今月18日に行われたJ1第34節・横浜FM戦の後半アディショナルタイム、副審の胸を右手で押す行為を行い、主審から一発退場処分を下されていた。浦和は19日、金子が一時チーム活動を離脱することを発表していた。 浦和は21日の発表で、Jリーグからの裁定を受け、金子が22日からチーム活動を再開すると発表。またクラブ独自の処分として金子には制裁金を下したと発表した。また金子からは報酬の一部を自主返納する申し出があり、クラブは受け入れたという。浦和はあわせて田口誠代表取締役社長に「役員報酬の10%を2か月間自主返納」、堀之内聖スポーツダイレクターに「月次報酬の10%を2か月間自主返納」の独自処分を下した。 堀之内ダイレクターはクラブを通じて声明を発表。「この度、金子拓郎がJリーグ規律委員会より4試合の出場停止処分を受けましたことについて、男子トップチームの責任者として深くお詫び申し上げます。このような事態を招いてしまったことに対し、選手を司る立場として私自身、責任を感じております。先日クラブより発信させていただいた通り、いかなる理由があろうとも、競技を構成する一員である審判員へのリスペクトを欠く行為は断じて許されるものではありません。本事案を厳粛に受け止め、選手教育の徹底および再発防止に努めるとともに、選手へのサポート体制の強化や、クラブ行動規範の再確認・徹底を進めて参ります。今回、審判団の皆様、ファン・サポーターの皆様、対戦相手である横浜F・マリノス様をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。今後とも浦和レッズへの変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と伝えた。 さらに浦和はクラブとして「今回の事案により、審判団をはじめとする関係各所の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。クラブとして、このような事案が二度と発生しないよう、選手教育の徹底および再発防止に誠心誠意取り組んでまいります」としている。●2025シーズンJリーグ特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中