米、ガザ停戦国連決議案に拒否権発動 安保理の他の14カ国は賛成
国連安全保障理事会は4日、パレスチナ自治区ガザ区での即時・無条件停戦と、ガザ地区全域への人道支援の制限解除などを求める決議案の採決を行ったが、米国が拒否権を発動したため、否決された。写真はガザに立ち上る煙。4日にイスラエルから撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen_
[カイロ/エルサレム/国連 4日 ロイター] - 国連安全保障理事会は4日、パレスチナ自治区ガザ区での即時・無条件停戦と、ガザ地区全域への人道支援の制限解除などを求める決議案の採決を行ったが、米国が拒否権を発動したため、否決された。
米国のドロシー・シア国連大使代理は採決前「イスラム組織ハマスを非難せず、ハマスに武装解除とガザ地区からの撤退を求めないいかなる措置も米国は支持しないと明言してきた」とし、「この決議案で、現状を反映した停戦合意に向けた外交努力が損なわれ、ハマスが勢いづくことになる」と述べていたた。
安保理は15カ国で構成。米国以外の14カ国は賛成票を投じた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab