【詳報】サンデー上場廃止へ イオンの完全子会社化で何が変わる?
八戸市に本社があるホームセンターの「サンデー」は、親会社のイオンが行うTOB・株式公開買い付けに賛同すると発表しました。イオンの完全子会社になります。
株式公開買い付けは9日から3月4日までで、すべての株式が取得されたあと、サンデーは上場廃止になる予定です。
★サンデー 大南淳二社長「本日ご説明させていただきます趣旨といたしましては、サンデーは親会社であるイオン株式会社と、これまで以上に一体となって、事業の変革と持続的な成長を目指していくということ。そして、サンデーは今後も地域に根ざす企業として、地域のお客様の暮らしにしっかりと向き合いながら、地域の発展と課題解決に貢献していきたい、という内容のご報告をさせていただきます。」
★イオン 古澤康之執行役「先ほど大南社長の方からありました通り、私どももこれまで以上に一体となって地域のお客様満足を追求していくというような方向性で一致をいたしております。私からは本日公表いたしました、株式会社サンデーに対する公開買い付けの背景と、その目的につきましてご説明をさせていただきます。本件は、サンデーの株主をイオンのみとし、サンデーを完全子会社化することを目的とする一連の取引の一環でございます。公開買い付けで取得しきれないケースがありました場合でも、株式等の売り渡し請求や株式併合等のスクイズアウト手続きを通じて、最終的に完全子会社化を目指してまいります。その結果、サンデーは上場廃止となる見込みでございます。背景といたしましては、この地盤となる東北エリアにおきましては、人口動態の変化、そして各様々なコストの上昇など、事業環境が大きく変化をいたしております。だからこそ、暮らしを支える商品、そしてサービスを、より良い形で安定的にお客様にお届けし続けるための、投資と変革のスピードを上げる必要があると、いうように考えております。サンデーにおきましても、店舗のリニューアルやDXなどの取り組みを様々に進めてまいりましたが、次の成長に向けては、このグループとしての推進力を高める局面であると、判断をいたしました。完全子会社化の狙いは、意思決定の迅速化と実行力の強化、そして経営資源をより一体で活用できる体制を作り上げることでございます。具体的な取り組みとしては主に三点挙げさせていただきます。第一に、この東北を地盤に営業を続けております。イオン東北株式会社と、このサンデーとの強みを融合し、GMSとこのホームセンター機能を掛け合わせた、新たな店作りに取り組んで参りたいというように思います。暮らしに必要な商品を、よりワンストップで、より便利に、そしてお客様に迅速にお届けをしていく。このような新しいタイプのお店を作っていきたいと思います。そして第二に、このサンデーが強みとしております、園芸やDIY、ホームファッション、インテリア等の機能につきましても、これをグループ内で広げることにより、調達の統一、そして集約も進めることで、お互いの競争力を高めることが可能となります。品揃えの充実と、納得感のある価格を実現するための取り組みとして考えております。そして第三に、今現在も進めておりますが、サンデー店舗における食品事業の拡大を支援をしてまいりたいというふうに思います。従来サンデー社は、ホームセンター機能を中心に拡大をしてまいりましたが、食品ということになりますと、これはまだまだ道半ばでございます。イオン東北の機能も含めまして、人材の交流や物流の共通化など、様々なグループの資源を迅速に活用して、普段使いでサンデーをご利用いただくと、こういう利便性を高めながら、新たなお客様ニーズを勝ち取っていきたいと、いう風に思っております。なお、これらの検討、そして意思決定にあたっては、すでに2024年の8月頃からですね、この東北エリアの成長に向けた検討を開始をしておりまして、そしてこの2025年の7月から8月にかけてですね、完全子会社化に関する初期的な検討へと移行したという流れになっております。そして、この8月23日に、初期的な意向を、このサンデー社の方にお伝えをし、9月12日に移行の表明書を提出したというような流れになっております。その後は、外部のアドバイザーの支援のもとで、デューデリゼンスを実施いたしまして、サンデーの特別委員会とも、今後のシナジーや成長戦略、そして価格条件などについても丁寧な協議を重ね、そして公正性と納得感を大切にしながら、今回の実行判断に至っております。上場廃止後も、グループ資金を活用した柔軟な資金調達が可能となり、資金調達面での影響はないと考えております。また、取引先との信頼関係や、これまで積み重ねてきた社会的な信用、知名度は、直ちに失われるものではなく、むしろ完全子会社として、シナジーを実現することで、そして維持向上、そしてご期待に応えられるものという風に考えております。従いまして、当社イオンは本取引を東北に向けた成長の投資と位置づけております。地域のお客様に、これまで以上に価値をお届けし、取引先の皆様と新たな商機を作り出し、そして従業員の皆様が誇りを持って挑戦できる環境を整えながら、グループ一丸で取り組んで参る所存でございます。
以上、ここから先は、サンデーとしてのご判断や、今後の方向性につきまして、大南社長の方からご説明をさせていただきたいと思います。」