米連邦緊急事態庁の長官代行を解任、トランプ氏方針に反する証言の翌日
5月8日、ノーム米国土安全保障長官は、連邦緊急事態管理庁(FEMA)のキャメロン・ハミルトン長官代行を解任した。ハミルトン氏は前日の7日、議会公聴会でFEMA廃止を支持しないと述べていた。写真はフロリダ州マイアミビーチ付近に停められたFEMAの車両。2021年6月撮影(2025年 ロイター/Marco Bello)
[ワシントン 8日 ロイター] - ノーム米国土安全保障長官は8日、連邦緊急事態管理庁(FEMA)のキャメロン・ハミルトン長官代行を解任した。ハミルトン氏は前日の7日、議会公聴会でFEMA廃止を支持しないと述べていた。
FEMAは連邦政府の災害対応を担う組織で、折しも6月1日にハリケーンシーズン入りを控えて州や地方の防災準備を支援している。
トランプ大統領とノーム氏はFEMAに批判的で、両者ともFEMAの縮小もしくは廃止を示唆してきた。
ハミルトン氏は7日の公聴会で野党民主党議員の質問に答え、「米国民にとってFEMAの廃止が最善の利益になるとは思わない」と述べた。
同氏は1月、トランプ氏の2期目就任に際してFEMA長官代行に起用された。後任には国土安全保障省幹部のデービッド・リチャードソン氏が就く。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
Washington-based award-winning journalist covering agriculture and energy including competition, regulation, federal agencies, corporate consolidation, environment and climate, racial discrimination and labour, previously at the Food and Environment Reporting Network.