「首相そっくり」の天使の絵画、批判受け顔部分を塗りつぶし イタリア

メローニ首相に似すぎているとして批判の的になっていた天使の絵画の顔面部分が塗りつぶされた/Remo Casilli/Reuters

イタリア・ローマ(CNN) イタリアの首都ローマの教会で、ジョルジャ・メローニ首相に似すぎているとして批判の的になっていた天使の絵画の顔面部分が塗りつぶされた。

騒ぎを巻き起こしたのはローマ中部のサンロレンツォ・イン・ルチーナ大聖堂の礼拝堂にある智天使のフレスコ画。昨年行われた修復後、顔がメローニ首相そっくりになったという苦情が噴出し、当局が調査に乗り出していた。

修復によってメローニ首相にそっくりになった天使像/Vincenzo Livieri/Reuters

ボランティアで修復を手がけたブルーノ・バレンティネッティ氏は当初、天使の顔をメローニ首相に似せたつもりはないと説明していた。しかし4日になって一転、実はメローニ首相の顔だったとイタリア紙レプブリカに告白。それでも、もともとの原画が似ていたと主張している。

バレンティネッティ氏が自らの修復をぼかす作業を行った結果、天使は顔の部分が幽霊のように白く塗りつぶされた状態になった。

顔部分が塗りつぶされた天使像/Remo Casilli/Reuters

「バチカンがそうしろと言ったので覆い隠した」とバレンティネッティ氏はレプブリカに語っている。

バチカン(ローマ教皇庁)は公にはこの騒ぎに介入していない。

この問題に関する調査を指示していた文化省は4日に声明を発表し、ローマ市内にある教会の作品に手を加える場合は、事前にスケッチを添えて許可を得る必要があると通達した。

メローニ首相=1月9日/Vincenzo Livieri/Reuters

騒ぎを受けて教会には、天使の写真を撮ろうとこの数日間で数百人が詰めかけていた。

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