【悲報 】大阪のロッテリア限定『お好み焼きバーガー』があまりにお好み焼きすぎて「お好み焼き屋へ行けばいい説」が浮上してしまう

万博とインバウンドに沸く大阪。府内のロッテリアおよびゼッテリアでは現在、28店舗限定で『お好み焼きバーガー』を販売しているらしい(2025年10月上旬まで)。せっかく大阪へ来たので、こんなもん食べてみるしかないだろう。

その前に「ゼッテリアって何?」という素朴な疑問がわくのだが、調べたところ、これはロッテリアの新形態。 “「絶品バーガー」と「カフェテリア」を組み合わせた造語” らしいぞ。へぇ〜! なるほどね! ……え〜と、よく分かんないからロッテリア目指そうっと!

・ところが……!

ロッテリアの公式サイトを確認すると、私の宿泊しているホテルから一番近い(かつ対象の)ロッテリアは『なんばCITY南館店』だった。

多くの旅行者にとって最も行きやすいのも、おそらく立地的にこの店舗であると思う。隣接する『なんばパークス』に迷い込んでしまったところ、警備員さんが直通のルートを教えてくれた。優しいな、大阪の人は。

で、ようやく辿り着いたのは……

ゼッテリアだった。

・ゼッテリアやないか

公式サイトには確かに『ロッテリア なんばCITY南館店』と記載されていたのにゼッテリアとは、これいかに……?

確認したところ、どうやらなんばCITY南館のロッテリアは1カ月半前ゼッテリアに転生したばかり。『お好み焼きバーガー』の発売日は3月27日。つまり発売段階ではロッテリアだったワケで、そういった事情により、このような混乱が生じているのだった。

果たして新生『ゼッテリア なんばCITY南館店』で『お好み焼きバーガー』は販売されているのだろうか? もう他店舗に移動する体力無いですよ? 緊張の瞬間……

お!

よかった、あった!!!

・お好み焼きですねぇ

こちらがお好み焼きバーガーのセット。

サイドはサラダ、ドリンクは『ゆずレモンソーダ』とした。トータル860円(バーガー単品だと590円)。ジャンク度が少なめで良きですねぇ。「ハンバーガー」の文字をかき消すように「お好み焼き」のシールが貼られた包みを開くと……

めちゃめちゃお好み焼きである!

この不揃いフォルムがたまらない!

中には半熟卵。

パティ。

そしてキャベツ。ソースとマヨは中に収められている仕様。順番は違えど、材料は完全にお好み焼きと一致しておる。

・マジお好み焼きですねぇ

で、いざ実食であるが……

めちゃめちゃお好み焼きだった。

食べてみて気づいたが、しっかり紅生姜も入っている。大阪にしては比較的ゆるめなお好み生地であり、ゆる派の私にとっては嬉しい誤算だった。あと、狙っているのか不明だが、卵白の「ブリッ」とした感じがエビを彷彿とさせる。願ってもいない「肉エビ玉」の爆誕である。

各ハンバーガーチェーンが奇想天外な「◯◯バーガー」の開発でしのぎを削るなか、これほど再現度の高いバーガーは初めてかもしれない。それくらい “お好み焼きそのもの” だったお好み焼きバーガー。

ただ、その代償として “ハンバーガー感” がほぼ皆無であったこともまた、お伝えしておかねばならない。「お好み焼き食えばよくね?」説を唱える者も少なからずいるだろうし、「手軽に片手でお好み焼きが食べられる」と捉える者もいるだろう。

どっちが正しいとかは、ない。ひとつだけ言えるのは「おいしいお好み焼きである」ということ。

お腹に余裕があったのでロッテリアにはないメニュー『ZEPPINチキン』(290円)を追加オーダーした。衣がカリカリでとても味が濃い。肉は漬け込み系の柔らかさ。外国のフライドチキンみたいでおいしいね。

個人的にはレギュラー化してもいい(もちろん大阪限定で)くらいのポテンシャルを秘めていると感じたお好み焼きバーガー。ゼッテリアの存在は今回初めて知ったが、関西を中心に増殖中で、東京でも現在13店舗が営業中らしいぞ(2025年6月13日時点)。知らなかった人は行ってみてくれ。

ただロッテリアは私の青春の1ページなので、ゼッテリアに完全に乗っ取られる未来は見たくない。共存キボンヌ!

参考リンク:ロッテリア 執筆:亀沢郁奈 Photo:RocketNews24.

▼「Z」をモチーフにしているワケだね

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