ブラジルを追い詰めて世界を驚かせた…! 北中米W杯 森保ジャパン "青き旋風"が残した希望

無敗で臨んだ北中米W杯のラウンド32。史上最強と謳われたサムライブルーはサッカー王国・ブラジルから先制ゴールを奪い、リードしたまま折り返すもアディショナルタイムに逆転ゴールを被弾。森保ジャパンの挑戦は幕を閉じた。 スタッフ&メディアが見た森保ジャパン「ピッチ外の奮闘」現地ルポ【写真】 それでも、FIFAランク8位のオランダと渡り合い、チュニジアに4発快勝。ブラジルをあと一歩まで追い詰めるなど、世界を何度も驚かせた。 一つの旅の終わりは、次の挑戦への第一歩となる。サッカー解説者のセルジオ越後氏は北中米を吹き抜けた青き旋風に「4年後の希望を見た」という。激賞したのが守護神・鈴木彩艶(ざいおん)(23)だ。 「ブラジルの本気を真正面から受けてもパフォーマンスが落ちなかったどころか、神セーブを連発。修羅場で技術的にも精神的にも一皮むけた印象で、本物のワールドクラスと言える選手になりました」 その実力は、世界で5本の指に入る名手も認めている。現地で取材したスポーツライターのミムラユウスケ氏が、ブラジル代表のゴールキーパーであるアリソン・ベッカー(33)と鈴木の秘話を明かす。 「試合開始前、アリソンはわざわざ日本のウォーミングアップが終わるまで待っていて、鈴木選手に『昨シーズンの所属リーグでの活躍は見ていたよ。いい試合をしよう』と声を掛けたんです。 鈴木選手のグループリーグでのボックス内シュートセーブ数は12本。これは決勝トーナメントに出場した32チーム中2位となる数値。キーパーポジションは、もはや日本のストロングポイントです」 もう一人、強烈なインパクトを残した「希望」がいる。ブラジル戦でパスカットから驚異的なミドルシュートを叩き込んだダイナモ・佐野海舟(25)だ。 「武器である”読みの鋭さ”は大会を通じて冴えわたっていました。彼の読みを支えているのが高い分析力。通常、コーチ陣が相手チームを分析して特徴などを選手に伝えるのですが、佐野選手はむしろ逆。事前に自分で出来る限りの映像をチェック。その上でコーチ陣の分析を聞くことで、理解度を深める努力をしています。 もともとボール奪取力には定評がありましたが、今年5月に取材した際、『この一年は攻撃時のパスとシュート精度を上げることを目標にしてきた』と言っていました。鋭い読みと成長した攻撃力が結実したのがブラジル戦のゴラッソだった。今後10年、日本の中盤を任せられる選手に成長しました」(ミムラ氏) オランダ戦で同点ゴールを決めた中村敬斗(25)はデータサイト『Opta』が選ぶグループリーグのベストイレブンに選出されている。彼らが中心になる「新星・サムライブルー」にセルジオ氏が発破をかける。 「忘れてはならないのは目標に掲げた優勝どころかベスト16にすら辿り着けずに負けたという現実。選手たちは本気で悔しがらないといけない。甘えはゴミ箱に捨てろ! 勝利に飢えた野獣になれ! 日本が真の強豪になれるかどうかは、今日、この瞬間から始まる」 世界の頂に立つその日まで、歩みを止める気は毛頭ない! 『FRIDAY』2026年7月17・24日合併号より

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