ロシア、イランとの包括戦略条約で「緊密な防衛協力」=ラブロフ外相

 11月1日、ロシア外務省報道官は、ラブロフ外相が欧州安全保障協力機構(OSCE)閣僚理事会に参加するため、12月に欧州連合(EU)加盟国のマルタを訪問する計画だと明らかにした。ニューヨークで9月28日撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

[モスクワ 31日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は31日、ロシアがイランと近く署名する予定の包括的戦略パートナーシップ条約について、一段と緊密な防衛協力が含まれると述べた。

ラブロフ外相は国営テレビで、同条約は一段と緊密な防衛協力などを確認するもので「近い将来」に署名されると言及。イランのペゼシュキアン大統領が年末までにモスクワを訪問するとの見方を示した。ただ、防衛協力の具体的な形態については明らかにしなかった。

ロシアはウクライナ全面侵攻開始以来、イランのほか、北朝鮮との関係を強化。北朝鮮とは6月に、相互防衛条項が含まれる「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結した。

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Chief writer on Russia and CIS. Worked as a journalist on 7 continents and reported from 40+ countries, with postings in London, Wellington, Brussels, Warsaw, Moscow and Berlin. Covered the break-up of the Soviet Union in the 1990s. Security correspondent from 2003 to 2008. Speaks French, Russian and (rusty) German and Polish.

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