イスラエル、ダマスカス近郊のヒズボラ施設を攻撃 シリアは非難

イスラエル空軍は4日、シリアの首都ダマスカス(写真)近郊にある武装組織ヒズボラの情報施設を攻撃したと発表した。シリア国内の重要インフラに対する攻撃の一環としている。9月撮影(2024年 ロイター/Firas Makdesi)

[ダマスカス/エルサレム 4日 ロイター] - イスラエル空軍は4日、シリアの首都ダマスカス近郊にある武装組織ヒズボラの情報施設を攻撃したと表明した。シリア国内の重要インフラに対する攻撃の一環としている。

イスラエル空軍は「ヒズボラの情報本部はシリアに支部を設置しており、これには独立した情報収集や調整などのネットワークが含まれている」としている。

これに先立ちシリア国防省は、イスラエルが占領するゴラン高原方面からダマスカス南部の民間施設に攻撃があり、一部に被害が生じたと発表した。発表時点で死傷者の報告はないとしていた。

シリア国営通信(SANA)は、サイエダ・ゼイナブ地区が攻撃を受けたと報じた。同地区はヒズボラの拠点。これまでも何度か攻撃の標的となってきた。

シリア外務省は、イスラエルによる民間人居区への攻撃は「犯罪」だと非難。国連加盟国に対し、イスラエルの侵略を阻止し、責任を追及するよう呼びかけた。

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